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提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (168 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

930

医療技術名

脊髄誘発電位測定等加算

③再評価の根
拠・有効性

アンケート調査によると耳科手術執刀医のうち79%が術後の顔面神経麻痺、意図せぬ顔面神経露出、顔面神経周囲の病変除去が不徹底になるなど
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 のトラブルを経験している。刺激用モノポーラープローブを用いることで術中の顔面神経の同定が可能となり、持続モニタリングを行うことによ
り、神経に近接する部位の病変摘出が可能となる。これによって術後顔面神経麻痺の軽減および再発率の低下につながることが期待される。顔面
後等のアウトカム
神経麻痺の頻度が低下することによりQOLの改善を図ることができる。

ガイドライン等での位置づけ

④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

耳科手術後の顔面神経麻痺は未だ解決されていない術中合併症であり、保険収載されれば、多くの耳科手術で使用されることが推定される。特に
鼓室形成術や人工内耳植込み術でその有用性が高い事が示唆されている。令和3年社会医療診療行為別統計から推測する耳科手術で耳介または鼓
膜のみ操作する手技を除いたものは年間11,000例であり、このうち85%の9,350例に神経モニタリングが行われることが推定される。

見直し前の症例数(人)

0人

見直し後の症例数(人)

9,350人

見直し前の回数(回)

0人

見直し後の回数(回)

9,350人

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等
現時点では該当するガイドラインがなく、作成の見込みもない。
の改訂の見込み等を記載する。)

術中神経損傷を回避する方法として高く評価されており、保険収載されれば耳科手術における標準的な手技となる可能性がある。手技的な難易度
は低く、広く普及することが期待される。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 なし
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 なし
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の なし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

副作用等のリスクはない。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

耳科手術の安全性の向上に寄与する技術であり、問題はない。

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

該当しない
該当しない
該当しない

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

区分をリストから選択

番号
技術名

なし
なし

具体的な内容

なし
増(+)

プラスマイナス

⑩予想影響額

予想影響額(円)

339,405,000円

その根拠

予想される当該技術に係る年間医療費=妥当と思われる診療報酬点数(3,630点)×10円/点×年間対象患者数(9,350人)=339,405,000円

備考

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

ペア電極 2本、ニードル電極 2本(モニタ用電極)
モノポーラプローブ(刺激用プローベおよび刺激用電極)
(いずれもNIMアクセサリー、承認番号:21800BZY10148000)

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

1969