提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (174 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
1)名称
Ultrasonic partial glossectomy
2)著者
Yoann Pons ,et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Head Neck Oncol. 2009; 1: 21.Published online 2009 Jun 24. doi: 10.1186/1758-3284-1-21
4)概要
舌悪性腫瘍部分切除術におけるハーモニックとモノポーラ電気メスを用いた前向き比較試験 軟組織の無血切開が可能であった。
ハーモニック 18症例vsモノポーラ電気メス12症例。ハーモニックの出血量中央値は 0 mL 、手術時間の中央値は 29 分 (モノポーラ電気メス止
血術で行われた舌部分切除術よりも 16 分短かった。P < .001)。出血のない部分的舌切除を迅速に行う事が可能であった。薬物中毒患者1例を
除くすべての患者は術後の痛みも最小でモルヒネの投与なく鎮痛剤の投与のみで、術後8日目からは通常の食事も可能であった。
1)名称
Ultrasonic glossectomy—simple and bloodless
2)著者
Anthony Po-Wing Yuen
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Head Neck 27 (8), 690-5. Aug 2005. PMID 15887214
4)概要
舌癌に対して舌切除を受けた患者の前向き研究。13人の患者全員がハーモニックを使用した舌切除を受け、出血量の中央値は0 mLであった。術翌
日から経口流動食を再開でき、すべての患者の術後の痛みはパラセタモールでコントロールでき、麻薬性鎮痛薬を必要とする患者はいなかった。
1)名称
The Harmonic Scalpel versus Conventional Hemostasis for Neck Dissection: A Meta-Analysis of the Randomized Controlled Trials
2)著者
Zhen-Hu Ren, et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
PLOS One. 2015 Jul 10;10(7):e0132476.
4)概要
ハーモニック メスと従来の手術手技との間で頸部郭清術の有効性と手術結果を7 つの試験で比較したメタアナリシス。
406 例の頸部郭清術に関して検討。 (201 例はハーモニックメス群)。従来の外科的手技と比較して、ハーモニックメス群の手術時間は 29.3 分
大幅に短縮 [平均差: -29.29; 95% CI = (-44.26, -14.32); P = 0.0001]、141.1 mlの術中出血の減少 [平均差: -141.13; 95% CI = (-314.99,
32.73); P=0.11]、排液量が 64.9 ml減少した [平均差: -64.86; 95% CI = (-110.40, -19.32); P=0.005]
1)名称
Neck dissection with the harmonic scalpel in patients with squamous cell carcinoma of the oral cavity
2)著者
Alicia Dean, et al.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
J Craniomaxillofac Surg. 2014 Jan;42(1):84-7.
4)概要
口腔扁平上皮癌患者における頸部郭清術でハーモニックメス (32 人) と電気メス (31 人)のRandomized Controlled Trial。手術時間は 64 分
(p < 0.001) 短縮。手術中出血は、80.5 ml (p < 0.001) 減少。ドレーンが留置期間は、1.3 日 (p < 0.001) 短縮。また、ハーモニック群患者
の選択的頸部郭清術と包括的頸部郭清術では、ドレナージ量がそれぞれ 228.7 ml (p < 0.001) と 187.6 ml (p < 0.01) 減少した。
1)名称
悪性軟部腫瘍切除術において、出血コントロールを目的とした超音波凝固切開装置の使用は推奨されるか。
2)著者
軟部腫瘍策定委員会
3)雑誌名、年、月、号、ページ
軟部腫瘍診療ガイドライン2020、
4)概要
悪性軟部腫瘍切除術において、出血コントロールを目的として超音波凝固切開装置を使用する事を提案する。(推奨度2、合意率100%、エビデン
スの強さD)悪性腫瘍に伴うリンパ節郭清および耳下腺腫瘍切除で、手術時間の短縮、出血量の軽減、術後血腫、リンパ漏などの予防に有用で
あったとの報告がある。
⑭参考文献1
⑭参考文献2
⑭参考文献3
⑭参考文献4
ClinicalQuestion11、 55ページ
⑭参考文献5
※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。
1975