提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (179 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
外)190例、下咽頭癌30例、喉頭癌30例と推定される。
① 現在の推定費用
現在の診療報酬は以下の通りである。
・鏡視下咽頭悪性腫瘍手術(K374-2)38740点: 対象は中咽頭癌、下咽頭癌
・鏡視下喉頭悪性腫瘍手術(切除:K394-2-1)42200点: 対象は喉頭癌
よって、現在の医療費は以下のように推定される。
387,400円 x (60+190+30) + 422,000円 x 30=121,132,000円
⑩予想影響額
その根拠
② 外保連試案費用通りにした場合の費用
外保連試案費用は以下の通りである。
・中咽頭悪性腫瘍手術(前壁切除)(ロボット支援)1,383,210円:対象は中咽頭癌(前壁)
・中咽頭悪性腫瘍手術(前壁以外)(ロボット支援)809,210円:対象は中咽頭癌(前壁以外)
・喉頭・下咽頭悪性腫瘍手術(ロボット支援)1,127,850円:対象は下咽頭癌、喉頭癌
よって、手術点数を外保連試案2022通りの診療報酬に増額すれば、医療費は以下のように推定される。
1,383,210円 x 60 + 809,210円 x 190 + 1,127,850円 x (30+30)= 304,413,500円
以上により、外保連試案費用通りに変更すれば②-①=183,281,500円の増額が予想される。
備考
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬
da Vinciサージカルシステム一式(Si, Xi, X, Sp)
⑫その他
特になし
⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
日本頭頸部外科学会
⑭参考文献1
⑭参考文献2
⑭参考文献3
平野滋理事長
1)名称
Comparison of Survival After Transoral Robotic Surgery vs Nonrobotic Surgery in Patients With Early-Stage Oropharyngeal Squamous
Cell Carcinoma.
2)著者
Nguyen AT, Luu M, Clair JMS, et al
3)雑誌名、年、月、号、ページ
JAMA Oncol 2020 Aug;6:1555-1562.
4)概要
米国National Cancer Databaseを利用したビッグデータ解析である。ロボット 2694例、非ロボット7051例の全生存率を比較し、ロボットは非ロ
ボットに比べ、5年全生存率が有意に高いこと、病理学的断端陽性率が有意に低いこと、化学放射線治療の併用割合が有意に低いことを報告した
(E4, 5ページ)。
1)名称
Treatment outcomes of transoral robotic and non-robotic surgeries to treat oropharyngeal, hypopharyngeal, and supraglottic
squamous cell carcinoma: A multi-center retrospective observational study in Japan.
2)著者
Sano D, Shimizu A, Tateya I, et al
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Auris Nasus Larynx 2021 Feb 22;S0385-8146(21)00059-6.
4)概要
国内のN0症例を対象としたロボット支援下咽頭・喉頭悪性腫瘍手術(以下ロボット)(n=68)と鏡視下咽頭・喉頭悪性腫瘍手術(以下鏡視下)
(n=236)の後ろ向き比較研究。ロボットの病理学的断端陽性率(10.3%)が鏡視下(24.2%)に比べ有意に低いことが示されている。
1)名称
Transoral videolaryngoscopic surgery for laryngeal and hypopharyngeal cancer - Technical updates and long-term results
2)著者
Tomifuji M, Araki K, Uno K, et al
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Auris Nasus Larynx 2020 Apr;47(2):282-290.
4)概要
既存の鏡視下手術に関する国内データ。術後出血(2.6%)、喉頭浮腫・窒息(6.9%)、高度嚥下障害(5.2%)、意識消失(0%)、周術期死亡
(0%)の頻度が示されている。
1)名称
2)著者
⑭参考文献4
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者
⑭参考文献5
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。
1980