提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (118 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
【技術の概要と対象疾患】
シネMRI
冠動脈MRA
• 放射線被ばくを伴わずに冠動脈
• 心臓の動きを動画表示し、エコー
狭窄を描出し、3テスラMRIによる
と異なり「死角」がないため、右室
最新の撮影法による診断能は64
機能も正確に評価できる。
列冠動脈CTと同等。
• 画像処理技術の高度化で、心筋
[対象疾患] 虚血性心疾患、川崎病、
ストレインから左室心筋の収縮の
拡張型心筋症
冠動脈奇形
左室機能低下(LVEF20%)
異常を正確に捉えられる。
[対象疾患] 虚血性心疾患、心不全、肥大型心筋症、 T1マッピング
拡張型心筋症、心筋疾患、心筋炎、先天性心疾患
• 心筋組織のT1値等をピクセル毎
に計測し、マップ表示。
心筋血流MRI
• 非造影の心筋T1 値から組織性状
• SPECTよりも空間解像度が高く、
を評価する方法と、造影前後の心
内膜下虚血や冠動脈多枝病変も
筋と血液のT1値から細胞外容積
正確に診断でき、予後予測も
分画(ECV)を評価する方法がある。
非造影T1マップ
SPECTと比較して精度が高い。
• 遅延造影MRIでは検出できない心
[対象疾患] 虚血性心疾患の疑い、
虚血性心疾患
筋の微少な変化やびまん性の組
血行再建術の適応判定、予後予測 前壁と下壁に虚血
織性状変化を客観的に評価。
[対象疾患]心アミロイドーシス、
遅延造影MRI
心Fabry病、心筋鉄沈着、心筋炎、
• 心筋梗塞や心筋症における線維
拡張型心筋症、肥大型心筋症、
化を描出する。
ECVマップ
腫瘍循環器症例の心筋評価
• 肥大型心筋症や拡張型心筋症に
おける心筋線維化は将来の不整
心疾患診療における心臓MRIの重要性は増大して
脈死亡などリスクを強く反映する。
いるが、一患者に複数スキャンを行うことから
虚血性心疾患
[対象疾患] 虚血性心疾患、心不全、 側壁に内膜下梗塞
検査時間が長く、撮影後も様々な画像処理と解
肥大型心筋症、拡張型心筋症、心アミロイドーシス
析を行う。被ばくがなく有用性を考慮し、800点
心サルコイドーシス、心筋炎
1919
を希望する。