提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (181 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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咽喉頭腔
【技術の概要】
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手術支援ロボット(da Vinciサージカルシステム)の補助下に、咽喉頭癌を経口的に切除
直感的に扱え、自由度の高い鉗子を用いることで、狭い咽喉頭腔の中で病変を確実に摘出
【対象疾患】
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前 壁
咽喉頭癌(中咽頭癌、下咽頭癌、喉頭癌)
後 壁
標準治療は手術と放射線治療
本手術が広く普及した場合、推定年間対象患者約310例(2022年度レジストリ登録数は196例)
【既存治療との比較】
非ロボット手術と比べ
• ビッグデータで有意に優れた5年全生存率、病理学的断端陽性率、化学放射線治療併用割合
(ロボット2,694例 vs 非ロボット4,269例) (Nguyen, et al 2020)
• 国内データで同等の安全性(ロボット101例 vs 鏡視下既存報告(Tomifuji, et al 2020) 115例 )
放射線治療に比べ
• 全生存率は同等(de Almeida, et al 2014)
• 短期治療による費用軽減、将来の頭頸部多重癌に対し照射を温存
【新たに追加されたエビデンス】(投稿準備中)
令和4年
国内データ(N0症例68例)で鏡視下手術(N0症例236例)に比べ有意に低い断端陽性率 (Sano, et al 2021)
今回
1.より多症例の国内データ(N0症例134例)で有意に低い断端陽性率を確認(11.2% vs 29.3%, p<0.001)
2.非ロボット支援下手術より有意に低い術後追加治療(放射線治療)割合(3.0% vs 7.1%, p<0.05)
「既存技術と比較した優越性の定義」を満たす
【診療報酬上の取扱い】
厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において行った場合、
1982
K374-2あるいはK394-2として算定可能