提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (35 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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【技術の概要】 子宮頸癌に対して、ロボット支援下に低侵襲に
広汎子宮全摘出術をおこなう。
【対象疾患】 子宮頸癌
平成29 年社会医療診療行為別統計によると手術対
象の子宮蹴がん患者は年間2000人程度と考えられ、
その約半数の1000人程度が本手術の適応となる。
【背景】
米国では2013年の時点ですでに8割弱の子宮悪性腫
瘍手術がロボット支援下で行われている(図1)。
図1
【既存の治療法との比較】
◆ 欧米では子宮悪性腫瘍に対する標準根治術はロ
ボット支援下手術になりつつあり、開腹での根治術
は、侵襲性、合併症、医療経済的な観点から劣位
になっている。
◆ 日本においては、広汎切除を要する子宮頸癌の大
部分は開腹術(K-879)をされているのが現状であ
る。
◆ 日本でも、過去約20施設において総計で500例以
上に対して、ロボット支援下に広汎子宮全摘出術
が行われており、欧米同様、低侵襲性に優れてい
ることが示されている(図2)。
◆2016-2022年におこなわれた先進医療Bで
のロボット支援下広汎子宮全摘出術の解
析結果では、ロボット手術は低侵襲性にお
いて開腹術より優れており、予後は開腹お
よび腹腔鏡と同等であることが示された。
ロボット
図2
開腹
【診療報酬上の取扱い】
• K手術
• 165,759点
1836
PN 1000698 Rev A 5/13
腹腔鏡