提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (144 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
329201
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
貯血式自己血輸血管理体制加算
日本自己血輸血・周術期輸血学会(旧・日本自己血輸血学会)
30整形外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
25産婦人科・産科
関連する診療科(2つまで)
24泌尿器科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
令和4年度
貯血式自己血輸血管理体制加算
有
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
K
920 2の注3
1-A
算定要件の見直し(適応)
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
○
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
再評価が必要な理由
○
その他」を選んだ場合、右欄に記載
既存項目である貯血式自己血輸血管理体制加算は医師、看護師、臨床検査技師の三位一体の体制を確立し、安全な貯血式自己血輸血の推進および
輸血療法の適正化に有用である。貯血式と適正輸血の推進をさらに進めるために、点数の見直し(輸血管理料Ⅰ算定施設:50点→120点、輸血管
理料Ⅱ算定施設:50点→80点)を要望する。
年間1,500例程度報告されている非溶血性副反応などの同種血輸血副作用を回避する点で貯血式自己血輸血は有用性が高い。また,適正輸血に向
けての医療従事者への教育効果も認められている。コロナ禍で献血血液供給量の減少が危惧されているが,少子高齢社会の進行とともに献血血液
の代替としての貯血式自己血輸血の必要性はますます高まると考えられる。
貯血式は医師,看護師,検査技師の3者が協力し,日本自己血輸血・周術期輸血学会のガイドライン(貯血式実施指針)を遵守し,適正に行うこ
とが必要である。医師は採血を実施するあるいは採血・保管・返血の管理をする(採血時有害事象への対応も含む)。看護師は採血の実施や採血
の介助とともに返血を実施する。臨床検査技師は保管担当を行う。
以上から,貯血式管理体制加算は,貯血式自己血輸血の安全性を担保する上で,自己血輸血責任医師・自己血輸血看護師・臨床検査技師が三位一
体となった自己血輸血体制(システム)に対する管理料と考えるべきである。
輸血管理料の加算として,すでに,貯血式自己血輸血管理体制加算(50点)が評価されているが,更なる安全な貯血式自己血輸血の推進(輸血療
法の適正化)に向けて医療従事者のモチベーションを高めるため現行よりも高い評価とすべきである。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
・対象とする患者:輸血管理料ⅠあるいはⅡを取得している施設における貯血式自己血輸血症例
・医療技術の内容:日本自己血輸血・周術期輸血学会のガイドライン「貯血式自己血輸血実施指針」を遵守し、適正に貯血式を実施した場合は50
点を所定点数に加算する。
・点数や算定の留意事項:学会認定・自己血輸血責任医師および学会認定・自己血輸血看護師が1名以上配置され、それぞれの氏名および認定証
の写しを地方厚生局長へ届け出ること
K
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
920 2の注3
医療技術名
貯血式自己血輸血管理体制加算
1945