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提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

本手術手技は日本産科婦人科内視鏡学会だけでなく、日本子宮鏡研究会などの関連学会でも取り上げられ、今や全国の施設
で行われ数多くの発表がなされている。難易度については著しく高難度の手術ではないが、子宮鏡手術に熟練している医師
の指導のもとで施行されることが望ましい。技術の習得に関しては比較的早期に習得可能である。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制 特になし
等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 特になし
や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の要 特になし
件)

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

文献5によれば組織回収システムを用いた子宮鏡手術の合併症(子宮穿孔・水中毒・出血多量など)は0.1%以下であると報
告されており、きわめて安全性が高い技術である。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし


妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

区分

区分をリストから選択

特になし

番号
技術名
具体的な内容
プラスマイナス
予想影響額(円)

予想影響額

13,090
外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):130,899円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):S94-0304820
技術度:C 医師(術者含む):2 看護師:2 その他:0 所要時間(分):30

その根拠

増(+)
245,480,000円
子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術を受ける患者のうち、20%が本術式を受けると仮定する。本術式は1回の施行あたり従来法
(K872-3 1)よりも(13,090点-6,630点)×10=64,600円高額となるので、予想影響額は 19,000人×0.2×64,600円
=245,480,000円の増と算定される。

備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
特になし
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況

3)調べていない

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
1)名称
⑯参考文献1

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称

⑯参考文献2

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者

⑯参考文献3

3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

⑯参考文献4

1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称

⑯参考文献5

d. 届出はしていない

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

特になし
Intraoperative and Postoperative Clinical Evaluation of the Hysteroscopic Morcellator System for Endometrial
Polypectomy: A Prospective, Randomized, Single‑blind, Parallel Group Comparison Study
Akira Tsuchiya, Yasunori Komatsu, Reiko Matsuyama, Hiroko Tsuchiya, Yuri Takemura, Osamu Nishii
Gynecology and Minimally Invasive Therapy,2018年2月,7巻,16-21ページ
子宮鏡子宮内膜ポリープ切除術を子宮鏡組織回収システムと従来法で行った場合のRCT。プライマリーエンドポイントであ
る手術時間は組織回収システムのほうが短く、セカンダリーエンドポイントである術野の明瞭度は組織回収システム使用で
より明瞭で、術者が評価した器具の使用のしやすさは組織回収システムのほうが優れていたと示されている。
Hysteroscopic Morcellation Versus Loop Resection for Removal of Placental Remnants: A Randomized
Trial
Tjalina Hamerlynck, Huib A. A. M. van Vliet, Anne-Sophie Beerens, Steven Weyers, Benedictus Schoot
Journal of Miminally Invasive Gynecology, 2016年11月,23巻, 1172-1180ページ
胎盤ポリープ86症例に対して、組織回収システム(本技術)と従来法(高周波電気メスを用いるもの)の手術成績を比較し
たRCT。組織回収システムを用いたほうが手術時間が有意に短かった。完遂率、合併症の発生率は両群に差を認めなかっ
た。
Long-Term Outcomes After Intrauterine Morcellation vs Hysteroscopic Resection of Endometrial Polyps
Mariam M. AlHilli, Kayla E. Nixon, Matthew R. Hopkins, MD, Amy L. Weaver, Shannon K. LaughlinTommaso, Abimbola O. Famuyide
Journal of Miminally Invasive Gynecology,2013年3月,20巻, 215-221ページ
子宮鏡子宮内膜ポリープ切除術を子宮鏡組織回収システムと従来法で行った場合、子宮内膜ポリープの再発率を調べた単施
設での後向きコホート研究。4年間の術後観察期間において組織回収システムを用いたほうが再発率が有意に少なかったこ
とが示されている。
Identifying the superior surgical procedure for endometrial polypectomy: A network meta-analysis
Tao Guoa, Hui Zhoub, Jian Yangc, Ping Wua, Pengpeng Liua, Zhisu Liua, Zhen Li
International Journal of Surgery, 2019年1月, 62巻, 28–33ページ
子宮鏡組織回収システムと従来法のRCTのシステマティックレビュー。組織回収システムを用いた方が、手術時間が短く、
手術完遂率が高く、手術合併症が少ないことが示されている。
Hysteroscopic Morcellation: Review of the Manufacturer and User Facility Device Experience (MAUDE)
Database
Karina Haber, Eleanor Hawkins, Mark Levie, Scott Chudnoff
Journal of Miminally Invasive Gynecology, 2015年1月,20巻, 110-114ページ
米国においてMAUDEデータベースを用いて2005年から2014年に行われた子宮鏡下ポリープ切除術に伴う合併症を調べた研
究。組織回収システムを用いた子宮鏡手術の合併症は0.1%以下であり、従来法に比べて低い割合であったと結論づけてい
る。

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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