提案書10(1802頁~2002頁)医療技術評価・再評価提案書 (50 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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【技術の概要】 ロボット支援下に低侵襲に傍大動脈リンパ節郭清を含む
子宮体がん根治術を行う。
【対象疾患】 子宮体がん
社会医療診療行為別統計によると年間対象患者は1,500人程度と考えら
れる。
【背景】
米国では2013年の時点ですでに8割弱の子宮悪性腫瘍手術がロボット支
援下で行われている(図1)。
【診療報酬上の取扱い】
• K手術
• 159,807点
図2
【既存の治療法との比較】
◆欧米では子宮体がんに対する標準根治術はロボット支援下手術になりつつあり、
開腹根治術は、侵襲性、合併症、医療経済的な観点から劣位になっている。
◆日本においては、子宮体がんⅠA期は腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(ロボット支
援下含む)が保険収載されているが、ⅠB期以上は開腹術(K-879)で実施されて
いる(図2) 。
◆ロボット支援下の傍大動脈リンパ節郭清を含む子宮悪性腫瘍手術は開腹手術
や腹腔鏡手術よりも合併症、出血量、入院期間に優れていた。肥満患者や高齢
者への優勢性も示されている。
◆子宮体がんに対するロボット支援下手術は保険収載後、実施施設が増加してい
る(図3)。
◆日本では、開腹術の入院期間が長く、ロボット支援下の子宮悪性腫瘍手術が普
及すれば、総医療費はむしろ低減し、患者QOLの向上、早期社会復帰による経
済効果も期待できる。
図3
図1
外科
婦人科
ロボット
腹腔鏡
開
腹
泌尿器科
1851
婦人科保険収載