提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (100 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
Evaluation of Fowler–Stephens orchiopexy for high-level intra-abdominal cryptorchidism: a systematic review and
meta-analysis(Yu C, et al: Int J Surg, 2018, 60, 74-87:文献3)
高位の腹腔内停留精巣に対するFowler-Stephens法に関する60論文についてシステマティックレビューが行われた。このメタ
アナリシスによると、術式別の成功率は、開放手術による一期的:二期的Fowler-Stephens法が83%:81%、腹腔鏡手術によ
る一期的:二期的Fowler-Stephens法が87%:89%であった。また、術後の精巣萎縮率は、開放手術による一期的:二期的
Fowler-Stephens法が12%:8%、腹腔鏡手術による一期的:二期的Fowler-Stephens法が17%:8%であった。いずれの術式も
治療成績は良好だが、最も成功率が高く、最も術後の精巣萎縮率が低い術式である腹腔鏡手術による二期的Fowler-Stephens
法が第一選択肢として推奨できる。
4
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
「停留精巣診療ガイドライン」(日小児泌尿会誌、2005、14、
117-152:文献1)に本術式の有効性と安全性に関する記載あり。
100
100
※患者数及び実施回数の推定根拠等
日本小児泌尿器科学会の保険委員会による調査(2021年)では、腹腔鏡下停留精巣内精動静脈結紮術(二期的Fowler-Stephens
法の一期目手術)30件/年の実施が確認され、未回答の施設や泌尿器科・小児外科で施行されている件数を加えて推定した。
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
外保連試案では、停留精巣内精巣動静脈結紮術(腹腔鏡下):試案ID S94-0298020の技術度はDである。実施に当たっては、
当該領域の手術に習熟した専門医が行うことが望ましい。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
小児泌尿器科医、小児外科医、泌尿器科医、外科医が常勤し、専門医クラスの泌尿器科手術を行える施設ならば特に施設の要
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制 件は不要と考える。
等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 特になし
や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の要 特になし
件)
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
泌尿器科や外科の手術に習熟している施設での安全性は高い。手術成功率は90-100%であり、術後合併症として精巣の萎縮が
認められることがある。
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
K
妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠
50,996
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):509,960円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):S94-0298020
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):120
------------------------------------------------------------------(ここまで)
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
予想影響額
K
番号
技術名
該当なし
該当なし
具体的な内容
該当なし
プラスマイナス
予想影響額(円)
39,676,000
その根拠
(509,960-113,200)×100=39,676,000
年間件数100件、停留精巣内精巣動静脈結紮術(腹腔鏡手術)50,996点、腹腔鏡下試験開腹術(K636-3)11,320点。
備考
特になし
増(+)
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
腹腔鏡手術関連医療器具
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
2)調べたが収載を確認できない
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
該当なし
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
特になし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
日本泌尿器科学会、日本小児外科学会
2102