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提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (170 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

340205

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

血管内視鏡
日本心血管インターベンション治療学会
03循環器内科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

15心臓血管外科
関連する診療科(2つまで)
28放射線科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

血管内視鏡



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

提案される医療技術の概要(200字以内)


324
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

その他」を選んだ場合、右欄に記載

血管内視鏡はガイドワイヤーにより観察標的血管までプロビングカテーテルを誘導し、ガイドワイヤーおよび内筒を抜去し、ファイバーを挿入す
る。観察時には低分子デキストランを注入し血球を除去する。この操作により繰り返し、血管内腔及び内膜面の観察を行う。大血管では、ガイド
カテーテルを回転させ、低分子デキストランはガイディングカテーテル及びプロービングから10mlと5mlのロック付きシリンジで注入し観察す
る。

文字数: 200

再評価が必要な理由

血管内視鏡は、血管内超音波検査のようにガイドワイヤーを留置のまま観察できないため、これを抜去し、観察ごとに再挿入する。時間もかか
り、技術的にも難しい。しかし、血管内イメージング検査 D215 5 [血管内超音波法]の診療報酬42,900円に比べて低すぎる。なお、実態調査数を
75例では、必要医師数、コメディカルの人員が多く必要であった。大血管を観察するには更に時間を要し、且つ、デキストランを注入する助手が
術者の他2人必要となる。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):564,763円
外保連試案2022掲載ページ:494-495
外保連試案ID(連番):E14-1Y00200
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:2(技師) 所要時間(分):100
------------------------------------------------------------------(ここまで)
【現在の診療報酬点数:2,040点】⇒【令和6年度要望点数:56,476点】
要望点数(①+②)=156,042円+408,721円=564,763円
①外保連試案点数(人件費):156,042円
②別途請求が認められていない必要材料と価格(定価):4,036円+383,081円+21,604円=408,721円
血管内視鏡は、冠動脈や大血管の内腔(内膜、プラークなど)の評価に優れ、これまで多くの観察がなされた冠動脈では、ステント留置後の内膜
の色調からステントに起因するイベントの予測(文献③)や、急性冠症候群後の亜急性期の血管内視鏡観察による出血イベントの予測やDAPT期間
の短縮や最適化にも有用性が報告されている。また、ガイドラインおよびCVITからのコンセンサスレポートでも血管内視鏡の本邦独自のイメージ
ング法でその有効性について示されている。しかしながら、以前は同程度の診療報酬の血管内イメージング検査[I、血管内超音波検査]の診療報
酬の42,900円に比べ、大きな格差がある。
血管内視鏡では血管内超音波検査のようにガイドワイヤーを留置したまま観察できないため、抜去する。観察ごとにガイドワイヤーを挿入するの
が標準手技であることから、時間もかかり、技術的にも難しく増点を希望する。なお、実態調査数を75例で、検査の際の必要医師数、コメディカ
ルの人員が多く必要であることが明らかとなった。さらに、血流遮断型血管内視鏡は、カテーテル製造コストが償還価格以上となり供給停止と
なった。

対象患者:心血管疾患患者 血管観察部位にガイドワイヤーを通過させ、ガイドワイヤーに沿ってプロービングカテーテルを挿入し、内筒を抜去
して低分子デキストランを注入し、血球を除去し、血管内および内膜を観察する手技。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

324

医療技術名

血管内視鏡

2172