提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (75 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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肝芽腫は肺転移を繰り返す症例に対しても、複数回同手技による外科切除を行うことが可能かつ生存率の向上に寄与しているという報告もあり、
本手技が保険承認を受けることは患者、医療者の両者に望ましいことと考えられる。
⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
日本呼吸器外科学会
1)名称
Navigation using indocyanine green fluorescence imaging for hepatoblastoma pulmonary metastases surgery.
2)著者
Kitagawa N, Shinkai M, Mochizuki K, Usui H, Miyagi H, Nakamura K, Tanaka M, Tanaka Y, Kusano M, Ohtsubo S.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Pediatr Surg Int. 2015 Apr;31(4):407-11. doi: 10.1007/s00383-015-3679-y. Epub 2015 Feb 10.
PMID: 25667048
4)概要
10例の肝芽腫肺転移巣の手術に対してICGを用いたナビゲーション手術を行った。切除した病変で腫瘍細胞がvibaleであった部位は全てICG陽性で
あった。疑陽性の病変があることが今後の課題であるが本手法は肺の小転移巣同定に有用であることが示された。
1)名称
Navigation surgery using indocyanine green fluorescent imaging for hepatoblastoma patients.
2)著者
Souzaki R, Kawakubo N, Matsuura T, Yoshimaru K, Koga Y, Takemoto J, Shibui Y, Kohashi K, Hayashida M, Oda Y, Ohga S, Taguchi T.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Pediatr Surg Int. 2019 May;35(5):551-557. doi: 10.1007/s00383-019-04458-5. Epub 2019 Feb 16.
4)概要
肝芽腫5例の患者の10回の手術にICGを用いたナビゲーション手術を行った。転移巣11病変でICGで同定できたものの大きさは7.4 ± 4.1 mm (1.215 mm)であった。表面から12mmの深さがあるものについては陰性であり限界もあるものと考えられた。
1)名称
Computed tomography-guided marking using a dye-staining method for preoperative localization of tiny pulmonary lesions in
children.
2)著者
Yamamichi T, Nishikawa M, Takayama K, Takase K, Kim K, Umeda S, Tayama A, Tsukada R, Nomura M, Okuyama H, Usui N.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Pediatr Surg Int. 2021 Sep;37(9):1265-1272. doi: 10.1007/s00383-021-04930-1. Epub 2021 Jun 6.
PMID: 34091750
⑭参考文献1
⑭参考文献2
⑭参考文献3
4)概要
肝芽腫の肺転移、12例の患者、22病変についてCTガイド下にマーキングを行った後、ICGを用いたナビゲーション手術を行った。18病変(81.8)
の病変がCTマーキングが可能であり、そのうち10病変viable cellが認められた。CTガイドマーキングで同定されなかった2病変がICGで陽性で
viable cellが認められた。
1)名称
Combined Use of Three-Dimensional Construction and Indocyanine Green-Fluorescent Imaging for Resection of Multiple Lung Metastases
in Hepatoblastoma.
2)著者
Komatsu S, Terui K, Nakata M, Shibata R, Oita S, Kawaguchi Y, Yoshizawa H, Hirokawa T, Nakatani E, Hishiki T.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Children (Basel). 2022 Mar 8;9(3):376. doi: 10.3390/children9030376.
4)概要
肝芽腫で100ヵ所以上の肺転移巣を有する症例に対してICGを用いたナビゲーション手術を行い、15か月disease freeの状態であるとする症例報
告。大変多くの転移巣に対する手術で本法は有効であるとしている。
1)名称
Clinicopathological study of surgery for pulmonary metastases of hepatoblastoma with indocyanine green fluorescent imaging.
2)著者
Yoshida M, Tanaka M, Kitagawa N, Nozawa K, Shinkai M, Goto H, Tanaka Y.
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Pediatr Blood Cancer. 2022 Jul;69(7):e29488. doi: 10.1002/pbc.29488. Epub 2021 Dec 10.
PMID: 34889497
⑭参考文献4
⑭参考文献5
4)概要
肝芽腫の肺転移巣、16例に対して、61回、ICGを用いたナビゲーション手術を行った。350病変がICG陽性、23ヵ所がICG病変であった。そのうち
250ヵ所で腫瘍細胞が認められた。
疑陽性、偽陰性の病変に対するさらなる解析、手技の確立を進めることにより、本法はより有用なものとなると考えられる。
※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。
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