提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (85 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
A systematic review and meta-analysis comparing outcomes of laparoscopic extravesical versus trans vesicoscopic
ureteric reimplantation(Babu R, et al: J Pediatr Urol, 2020, 16, 783-789:文献2)。
23論文(腹腔鏡下膀胱内手術:気膀胱手術13論文/530例・873尿管、腹腔鏡下膀胱外手術:本術式10論文/523例・696尿管)
についてシステマティックレビューが行われた。このメタアナリシスでは、腹腔鏡下膀胱内手術に比べて腹腔鏡下膀胱外手術
は、手術時間が短い、成功率が高い、入院期間が短い、合併症発生率は同等、という結果であった。
4
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
「小児膀胱尿管逆流(VUR)診療手引き2016」(日小児泌尿会誌、
2016、25、122-169:文献1)に本術式の有効性と安全性に関する記
載あり。
100
100
※患者数及び実施回数の推定根拠等
日本小児泌尿器科学会の保険委員会による調査(2022年)では、腹腔鏡下膀胱尿管逆流手術(膀胱外アプローチ)24件/年の実
施が確認され、未回答の施設で施行されている件数および保険収載後に施行されると思われる件数を加えて推定した。
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
腹腔鏡下膀胱尿管逆流手術(膀胱外アプローチ)の難易度は高く、専門性も高い。尚、外保連試案では、本術式である膀胱尿
管逆流症手術(腹腔鏡下):試案ID S94-0290210の技術度はDである。実施に当たっては、当該領域の手術に習熟した専門医
が行うことが望ましい。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
小児泌尿器科医、小児外科医、泌尿器科医、外科医、麻酔科医が常勤し、小児領域における腹腔鏡手術を日常的に施行してい
(標榜科、手術件数、検査や手術の体制 る施設であれば、特に施設の要件は不要と考える。
等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門性 特になし
や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の要 特になし
件)
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
泌尿器科や小児外科の内視鏡外科手術に習熟している施設での安全性は高い。開放手術(膀胱外アプローチ)では両側の膀胱
尿管逆流手術後に一時的な排尿障害を起こす報告が認められるが、視野が拡大される腹腔鏡手術では、より愛護的な操作を行
うことが可能であり、排尿筋を支配する神経損傷を回避し術後の排尿障害を低減できる。腹腔内に癒着が存在しない場合の手
術成功率は90-100%であり、術後に一過性の合併症として水腎症を認めることがあるが、保存的に軽快することがほとんどで
ある。
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
K
妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠
94,825
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):948,250円
外保連試案2022掲載ページ:2024収載予定
外保連試案ID(連番):S94-0290210
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):240
------------------------------------------------------------------(ここまで)
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
予想影響額
K
番号
技術名
該当なし
該当なし
具体的な内容
該当なし
プラスマイナス
予想影響額(円)
69,255,000
その根拠
(948,250-255,700)×100=69,255,000
年間件数100件、腹腔鏡下膀胱尿管逆流手術(膀胱外アプローチ)94,825点、膀胱尿管逆流手術(K809-2)25,570点。
増(+)
備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
腹腔鏡手術関連医療器具
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
2)調べたが収載を確認できない
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
該当なし
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
a. 承認を受けている
⑭その他
特になし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
日本泌尿器科学会、日本小児外科学会
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