提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (138 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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【技術の概要】
創傷に対して管理された陰圧を付加し、創傷の保護、肉芽形成の促進、滲出液と感染性
老廃物の除去を図り、創傷治癒を促進する。
【対象疾患】
既存治療に奏功しない或いは奏功しないと考えられる難治性創傷。
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外傷性裂開創(一次閉鎖が不可能なもの)
外科手術後離開創・開放創
四肢切断端開放創
デブリードマン後皮膚欠損創
【現在との比較】
予想影響額 -831,407,860円の削減
4 週間を超えて治療を必要とする患者は、4週以降は局所陰圧閉鎖療法以外の従前の創傷治療を余儀なくされる。
従前の治療方法と局所陰圧閉鎖療法では、臨床治験において皮膚欠損創を含む外傷性創傷において治療日数が
約4.6 倍(NPWT:平均治療日数13.2 日vs従前創傷処置 平均治療日数:60.4日)、海外データにおいて1.45倍
(NPWT:平均治療日数45.5日 vs 従前創傷処置 平均治療日数:66.0日)の差があることが示されている。
本邦において4週間以降の陰圧閉鎖療法期間の平均は43日との報告があり、海外におけるメタ解析の結果におい
ても平均創傷治癒期間が45日であるとの報告がある。以上のことから、現在の28日(4週間)ではなく、42日(6週間)
へ保険算定期間を延長することが有用と考える。
創傷の保護
創縁の引寄せ
【診療報酬上の取扱い】
処置開始日より3週間(最大4週間)算定できるが、
最長で6週間(42日)まで延長することで、
患者の不利益を軽減し、医療の質、医療経済性とも期待できる。
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滲出液と感染性老廃物
の除去
肉芽形成の促進