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提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (188 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

342202

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

体外式膜型人工肺管理料(K916)のK602経皮的心肺補助法への適応拡大
日本人工臓器学会
15心臓血管外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

03循環器内科
関連する診療科(2つまで)
32救急科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

リストから選択

提案当時の医療技術名



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


916
1-A

算定要件の見直し(適応)

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)



その他」を選んだ場合、右欄に記載

K916(体外式膜型人工肺管理料)は対外式人工心肺の管理料である。「K601-2(体外式膜型人工肺)を算定する場合にのみ算定する。」と示され
ている。K601-2(体外式膜型人工肺)とK602(経皮的心肺補助法)は共に重症疾患を対象とし、同じ人工心肺装置を使用した治療法で管理方法も
同じであり、血液循環が静脈ー静脈であるか静脈ー動脈であるかの違いのみである。故に、K916はK602にも算定されたい。

文字数: 199

再評価が必要な理由

慢性および急性循環(呼吸)不全や心原性ショックの患者に対してデバイス選択を含む治療のアルゴリズムが示されVA-ECMOの必要性・重要性が
示された(※)(文献1)。標準治療で回復しない患者に対してVA-ECMOを用いる、または循環補助用心内留置型ポンプカテーテルでは解決しない
右心不全や呼吸不全があるときにはVA-ECMOを用いると記載されており、短時間で導入できる利点から救命に非常に役立つ治療法である(※)
(文献2)。VA-ECMOはVV-ECMO(K601-2(体外式膜型人工肺))と同じ技術であり、K916(体外式膜型人工肺管理料)が適応されるべきだと考え
られる。「追加のエビデンスには※を付記」

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

「その根拠」:K916(体外式膜型人工肺管理料)に準ずる。

K916(体外式膜型人工肺管理料)は現在、重症呼吸不全患者を対象とし「K601-2(体外式膜型人工肺)を算定する場合にのみ算定する。」



診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

916

医療技術名

体外式膜型人工肺管理料

③再評価の根
拠・有効性

慢性および急性循環(呼吸)不全や心原性ショックの患者に対してVA-ECMOの必要性・重要性がガイドラインで示された。標準治療で回復しない
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 患者に対してVA-ECMOを用いる、または循環補助用心内留置型ポンプカテーテルでは解決しない右心不全や呼吸不全があるときにはVA-ECMOを用い
ると記載されており、短時間で導入できる利点から救命に非常に役立つ治療法である。体外式膜型人工肺管理料が加算されるとさらに人員を動員
後等のアウトカム
して集中管理を行うことができるので、予後はさらに改善される。

ガイドライン等での位置づけ

ふたつのガイドラインで急性循環(呼吸)不全に対してECMOの位置付けが初めて明確に示
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す され、その重要性が示された。世界的なECMOの教科書であるExtracorporeal Life Support
る。)
Organization (ELSO) RED BOOK (Edition 6、2022年) に成人呼吸不全、循環不全に対しVV
とVAを並べてECMOの推奨・使用が記載されている(文献3)。

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