提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (30 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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【技術の概要】
難治性胃食道逆流症(GERD)に対する内視鏡的胃食道逆流防止術の手段として「内視鏡的逆流防止粘膜切除術」は保険収載されているが、粘膜切除
のみでなく、粘膜焼灼術による瘢痕収縮を応用し胃食道逆流を防止する手法もある。内視鏡的逆流防止粘膜切除術に粘膜焼灼術を追記し、「内視鏡的
胃食道逆流防止」として改正提案する。
【対象疾患名】 胃食道逆流症
【既存の逆流防止粘膜切除術】
【逆流防止粘膜焼灼術の実際】
【既存の治療法との比較】
⚫ EndoCinciを用いた噴門縫縮術が2006年に保険収載されたが、2012年以
降同デバイスは発売中止となった。
⚫ 食道内胃酸逆流の現象と自覚症状改善から内服の中止や減量が可能で
あり医療経済の観点からも効果が期待できる。
⚫ 粘膜切除術・粘膜焼灼術ともに瘢痕収縮効果による逆流防止効果が得ら
れることが2021年のメタ解析で示されている。
【医療的必要性】
粘膜焼灼術が保険収載に加わることにより、多くの施設で内視鏡治療を導入
することができ、GERD治療の質の向上が期待される。
粘膜切除を行い、瘢痕治癒に伴う
収縮を用いて噴門唇を再形成する
【診療報酬上の取扱】
・K手術
・12,000点(内視鏡的逆流防止粘膜切除術と同点)
2032
A: 噴門観察、噴門開大があることを確認
B: 粘膜焼灼
C: 術後4日目の潰瘍
D: 術後30日目の瘢痕治癒
(術前に見られた噴門開大は見られない)