提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (55 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
334202
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
高解像度食道運動機能検査
日本消化管学会
04消化器内科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
17気管食道外科
関連する診療科(2つまで)
18消化器外科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
令和4年度
高解像度食道運動機能検査
有
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
D
232
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
○
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
○
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
高解像度食道運動機能検査(high-resolution manometry: HRM)は従来の食道内圧測定検査に比べて詳細に食道運動を評価でき、診断精度も高い。
したがって、HRMについては、その臨床上の有用性を考慮し、別の項目を設定の上で既存項目よりも高い評価とする。
文字数: 136
再評価が必要な理由
従来の食道内圧測定検査に比べて、高解像度食道運動機能検査(HRM)は①センサーが密に配置されていることから食道および食道胃接合部の圧変
化を詳細に検出することができる、②蠕動波の各パラメータを定量的に評価することができる、③圧をカラー表示することによりわかりやすく再
現性も高い、などの利点がある。さらに、食道アカラシアの診断においては、従来の食道内圧測定検査よりHRMを用いることにより、診断精度が
高くなり、より早期に食道運動障害を検出することができることが示されている。以上から、ISDEの食道アカラシアのガイドラインではHRMによ
る評価が推奨されている。また、HRMでは下部食道括約部と横隔膜脚を分けて評価できる症例があり、食道体部の蠕動評価とともに、胃食道逆流
症(GERD)では食道運動障害の鑑別だけではなく、病態評価にも有用である。本邦および海外のGERDガイドラインでもHRMの有用性が記載されてお
り、特に手術などの侵襲的治療を行う前にはHRMによる食道運動評価が推奨されている。本邦ではGERDに対する内視鏡治療が保険適用となってお
り、HRMは今まで以上に重要となる。以上から、HRMは従来の食道内圧測定検査と別に評価すべきであり、従来の食道内圧測定検査に対してより高
い評価が妥当と考える。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
従来の食道内圧測定検査に比べて、高解像度食道運動機能検査(HRM)は①センサーが密に配置されていることから食道および食道胃接合部の圧変
化を詳細に検出することができる、②蠕動波の各パラメータを定量的に評価することができる、③圧をカラー表示することによりわかりやすく再
現性も高い、などの利点がある。さらに、食道アカラシアの診断においては、従来の食道内圧測定検査よりHRMを用いることにより、診断精度が
高くなり、より早期に食道運動障害を検出することができることが示されている。以上から、ISDEの食道アカラシアのガイドラインではHRMによ
る評価が推奨されている。また、HRMでは下部食道括約部と横隔膜脚を分けて評価できる症例があり、食道体部の蠕動評価とともに、胃食道逆流
症(GERD)では食道運動障害の鑑別だけではなく、病態評価にも有用である。本邦および海外のGERDガイドラインでもHRMの有用性が記載されてお
り、特に手術などの侵襲的治療を行う前にはHRMによる食道運動評価が推奨されている。本邦ではGERDに対する内視鏡治療が保険適用となってお
り、HRMは今まで以上に重要となる。以上から、HRMは従来の食道内圧測定検査と別に評価すべきであり、従来の食道内圧測定検査に対してより高
い評価が妥当と考える。
外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):115,400 円
外保連試案2022掲載ページ:360-361
外保連試案ID(連番):E61-1-1040
技術度:D 医師(術者含む):2 看護師:1 その他:0 所要時間(分):60
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②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
現在、食道内圧測定検査の対象患者は食道アカラシアなどの食道運動障害患者であり、食道内圧測定検査を行うことにより食道運動を評価する。
留意事項は設定されていない。
D
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
232
医療技術名
食道内圧測定検査
2057