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提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (150 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

600人

見直し後の症例数(人)

600人

見直し前の回数(回)

3,000回

見直し後の回数(回)

3,000回

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

食道癌手術例は年間で約60,00件である。そのうち術後に吻合部狭窄を生じる割合は約10%で600例である。吻合部狭窄例では約2週間に1回の割合
で約5回の拡張術を施行している。

一般的に普及している手技であり難易度は高くない。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 なし
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 なし
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の なし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

出血や穿孔のリスクあり。頻度は数%程度である。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

食道癌術後吻合部狭窄は患者のQOLを大きく損なう病状であり、回数の制限が解除されることによる恩恵は大きいと思われる。

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

12,480点
12,480点 X 2回
月2回必要となる。

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

区分をリストから選択

番号
技術名

なし
なし

具体的な内容

なし
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

124,800円 X 2回 X 600人 = 149,760,000円

その根拠

1人あたり2週間に1回で合計5回の拡張術が必要となる。現在月1回で認められており、2回分が増加することとなる。

備考
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本消化器内視鏡学会

⑭参考文献1

⑭参考文献2

1)名称

Endoscopic balloon dilatation for benign fibrotic strictures after curative nonsurgical treatment for esophageal cancer

2)著者

Yoda Y, Yano T, Kaneko K, Tsuruta S, Oono Y, Kojima T, Minashi K, Ikematsu H, Ohtsu A

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Surg Endosc 2012; 26:2877–2883

4)概要

食道癌患者823人を対象とし、手術群と非手術群の治療後の食道狭窄に対するバルーン拡張術による治療成績を比較した後ろ向き研究。1077回の
拡張術で穿孔が3回(0.3%)生じた。手術群(53人)、非手術群(57人)ともに治療成功率は90%を超えた。拡張術の施行回数が6回以上となった
のは手術群、非手術群で24人(45%)、43人(75%)であった。安全性には問題がなく治療成功率は高いが治療回数が多い。

1)名称

Usefulness of endoscopic radial incision and cutting method for refractory esophagogastric anastomotic stricture. Gastrointest
Endosc.

2)著者

Muto M, Ezoe Y, Yano T,

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Gastrointest Endosc. 2012 May;75(5):965-72.

4)概要

食道癌術後吻合部狭窄例に対し3回以上の拡張術を施行した難治性狭窄例の場合、中央値で6回(4-13回)の拡張術を要する。

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