よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

技術名:内視鏡的小腸ポリープ切除術
技術の概要:比較的低侵襲に、深部小腸もしくは小腸全域の内視
鏡的診断・治療を可能にしたバルーン内視鏡を用い
て小腸ポリープ・腫瘍を経口的または経肛門的に切
除する。
対象疾患名:小腸ポリープ・腫瘍
既存の治療との比較:
従来は、通常の内視鏡では深部小腸へ挿入するこ
とが困難であったため、全身麻酔下に開腹して小腸
切除術や術中内視鏡を用いたポリープ切除をおこ
なっていた。しかし、過大な侵襲を伴うため、全身麻
酔や開腹手術に伴う偶発症や、術後の癒着性イレ
ウスなどの問題があった。バルーン内視鏡は開腹手
術をすることなく、比較的低侵襲に深部小腸まで挿
入して内視鏡治療を行うことができる。低侵襲である
ことから偶発症も少なく、ダブルバルーン内視鏡の
偶発症発生率は2-5%と報告されている。
診療報酬上の取り扱い:
従来、深部小腸のポリープは術中内視鏡または開
腹による外科切除されていたが、現在では小腸全
域への挿入が可能なバルーン内視鏡的ポリープ切
除術が第一選択である。R4年度から「内視鏡的小
腸ポリープ切除術」として11,800点が設定されたが、
対象がポリポーシス患者に制限されている。ポリ
ポーシス以外の患者も、より低侵襲で入院期間の
短い本技術で治療されるよう制限解除が望ましい。
2056

小腸ポリープ

スネアーで切除