提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (59 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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「高解像度食道内圧測定検査(HRM)」について
【既存の測定法との比較】
【技術の概要】
• 圧をカラー表示することで、視覚的にわかりやすく内圧検査の経験
1cm間隔で圧センサーが配置されたカテーテルを経
が少ない医師でも診断できる。
鼻挿入して、食道内圧を測定する。
• HRMを用いた新しい食道運動障害分類であるシカゴ分類が広く普
及し、食道運動障害診断が容易になった。
【対象疾患】
・ 食道運動障害(食道アカラシア、びまん性食道攣 • 食道運動障害において従来法と比べると、食道アカラシアをより正
確かつ早期に診断することができる。
縮など)。
・ 薬物治療抵抗性胃食道逆流症の鑑別や病態評価 • 食道アカラシアのガイドラインでは、HRMが推奨されている。
• 食道運動評価により、薬物治療抵抗性胃食道逆流症(GERD)の病
にも使用できる。
態解明にも有用であり、GERDガイドライン2021にHRMの有用性が
・ 社会医療診療行為別調査によると、年間対象患
記載されている。
者は1,500人程度と考えられる。
診断の正確性
100%
従来法
80%
HRM
55
73
60%
40%
140
113
不正確
やや不正確
352
227
20%
正確
0%
HRM
従来法
【診療報酬上の取扱】
従来法では、限局した異常は捉えられないことがある。2061
• D 検査
• 11,540点
外保連試案ID(E61 1-1040)では上記が記載されている。
HRMは従来法に比べて優れており、別項目で増点が望ましい。