提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (169 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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【技術の概要】冠動脈インターベンション
(PCI)を橈骨動脈アプローチで施行する。
【対象患者】PCI施行症例
【既存の方法との相違点】PCIは、抗血小板剤を
使用して行うため出血合併症から死亡に至るのが
問題であった。橈骨動脈アプローチでは有意な出
血合併症の低下、総死亡率の低下、さらにコスト
の低下が示された。
【加算新設の必要性】日本の保険医療システムでコス
トが低下するかどうかは不明であったが、新エビデン
スとして日本の調査で、橈骨アプローチでは、死亡率、
出血合併率、入院日数が低いことが示された(The
Lancet Regional Health - Western Pacific 2022;28: 100555)。
患者背景をそろえた解析で急性冠症候群(ACS)で
231,976円、待機例で209,173円低下させた。しかし、
施行率はACS67%、待機例75%と伸び悩んでいる。も
し95%施行できれば約133億円の医療費削減となる。
ラディアル加算によりラディアル率を上昇させると死
亡率の低下と医療費抑制につながる。
【技術の成熟度】海外のガイドラインでも日本のガイ
ドラインでもクラス1Aである。
入院費用総額(中央値)
J-PCIデータ
院内死亡率
各病型でラディアル(緑)で低値
待機
日本循環器学会ガイドライン
急性冠症候群 2018
緊急
0
2171
500000
1000000
大腿
橈骨
1500000
2000000