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提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (183 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

342201

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

同一手術野における複数手術の加算。対外式または小児または植込型補助人工心臓(K603またはK603-2またはK604-2)を以下の手術と同時に行っ
た場合、「複数手術を係る費用の特例」を適応。(K552, K554, K555, K557, K557-2, K557-3, K560, K594)
日本人工臓器学会
15心臓血管外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

リストから選択

提案当時の医療技術名



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


手術通則14(K603、K603-2、K604-2 / K552、K554、K555、K557、K557-2、K557-3、K560、K594)
1-A

算定要件の見直し(適応)

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)



その他」を選んだ場合、右欄に記載

補助人工心臓(対外式、小児、植込型)を施行する際、併施する冠動脈バイパス術、弁膜症手術、大動脈手術、不整脈手術などは、「同一手術野
における複数手術」という理由で算定できなかった。補助人工治療(K603-604-2)は一般の心臓外科手術(K552-594)とは独立した手術であり、同
時に施行することがガイドライン等で推奨されるため、通則14「複数手術を係る費用の特例」の適応を要望する。

文字数: 192

再評価が必要な理由

重症心不全患者に対する補助人工心臓治療の目的は心移植までの橋渡しに加え自己心機能の回復である、と初めてガイドラインに明記された(文
献1)(※)。ドナー不足により心移植待機期間が5年を超える現在、合併症を軽減させ無事に心移植まで橋渡しすることの重要性や自己心機能回
復の重要性がガイドラインに示されている(文献1,2)(※)。既存の弁膜症や不整脈などが予後を悪化させることが海外のレジストリデータで
示されており(文献3-5)(※)、これらの併存疾患を治療することが重要で、併施手術の必要性が増したと認識されている(文献2)。補助人工
心臓治療(K603-604-2)は一般の心臓外科手術(K552-594)とは独立した手術であり、かつともにガイドライン等で推奨される手術であるため、通
則14「複数手術を係る費用の特例」を適応していただきたい。「追加のエビデンスには※を付記」

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

「その根拠」:Kコードにおける通則14「同一手術野における2以上の手術を行った場合は主たる手術の所定点数のみにより算定する。」における
「複数手術に係る費用の特例」において、主たる手術の所定点数と従たる手術の所定点数の100分の50を合算して算定する、とあります。補助人
工心臓手術は特別に認定された施設でのみ行うことができる手術で材料も時間もかかる手術であり、その他の一般の心臓手術と独立した手術であ
ることから、この「特例」を適応いただきたい。その場合、補助人工心臓手術の所定点数は一般的な手術の所定点数より低いため、補助人工心臓
手術が従たる手術となる。ゆえに、対外式(K603)、小児(K603-2)、植込型(K604-2)の所定点数の100分の50を費用として計算した。

「標準治療で回復しない重症心不全患者」に対して、救命目的、心移植までの橋渡しの目的、自己心機能の回復を目的に補助人工心臓(対外式、
小児、植込型)を施行された。しかし、現在、同時に冠動脈バイパス術、弁膜症手術(弁形成、弁置換)、大動脈手術、不整脈手術などは、「同
一手術野における複数手術」という理由で算定できなかった。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

手術通則14(K603、K603-2、K604-2 / K552、K554、K555、K557、K557-2、K557-3、K560、K594)

医療技術名

補助人工心臓(対外式、小児、植込型)

2185