よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (82 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

年間対象者数の
変化
年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

180

見直し後の症例数(人)

180

見直し前の回数(回)

180

見直し後の回数(回)

180

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

技術度C:基本領域の専門医レベルに相当する。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 標榜科や手術件数等に要件はないが、鎮静下に乳幼児の検査ができる体制が必要である。
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 小児外科医または小児科医計2名、看護師1名が必要である。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 特になし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

出血のリスクがあるが、圧迫にて止血可能であり、重大な副作用はない。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし

見直し前

650点

見直し後

1,850点

その根拠

ヒルシュスプルング病診断のための直腸粘膜生検には、専用の吸引生検器具を用いて生検を行うため、1回につき3個のカートリッジ(ディスポの
替刃)を必要とする。現在、最も多くの小児外科施設で使用されている吸引生検器具はrbi2(製造元 Aus Systems Pty Ltd.、製造国名 オースト
ラリア)である(参考文献1)で、そのカートリッジ代は3個で12,000円であり,現行の点数(650点)では不足しており、その分の1,200点の加算
(見直し後は650+1,200=1,850点)が必要である。

⑧点数等見直し
の場合

⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

特になし

区分
番号
技術名
具体的な内容

増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

2,160,000

その根拠

ヒルシュスプルング病診断のための直腸粘膜生検は年間180件施行されると考えられ、1件当たり1,200点の加算が加わると、予想影響額は180件×
1,200点×10円=2,160,000円となる。

備考

特になし

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

ヒルシュスプルング病診断用
吸引生検器具
薬事法承認番号 220AGBZX00148000 注射針および穿刺針
製造元:Aus Systems Pty Ltd.
製造国:オーストラリア

⑫その他

特になし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本小児科学会、日本小児病理研究会

⑭参考文献1

⑭参考文献2

1)名称

Current practice patterns of rectal suction biopsy in the diagnostic work-up of Hirschsprung's disease: results from an
international survey.

2)著者

Friedmacher F, Puri P.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Pediatr Surg Int. 2016 Aug;32(8):717-22.

4)概要

5 つの異なる 吸引生検器具のうち、rbi2(Aus systems Pty Ltd, Allenby Gardens, Australia) (65.0%)は最も一般的であり、以下は、SoloRBT (SAMO Biomedica, Bologna, Italy) (15.0 %)、多目的吸引生検 (Quinton Instrument Company, Seattle, USA) (8.3 %)、
SBT-100 (Medical Measurements Inc., Hackensack, USA) (6.7 %)、他は自作の器具 (5.0 %)が使用されていた。対象となった小児外科医のア
ンケートの回答では14%が全身麻酔、他の医師は覚醒下で施行。

1)名称

Suction Rectal Biopsy is Accurate in Late Preterm Infants with Suspected Hirschsprung Disease.

2)著者

Halleran DR, Ahmad H, Lehmkuhl H, Baker P, Wood RJ, Levitt MA, Fisher JG.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Pediatr Surg. 2020 Jan;55(1):67-70.

4)概要

当該施設でrbi2 吸引直腸生検システム (Aus Systems、オーストラリア) が優先的に使用されている。
全身麻酔を要せず、ベッドサイドで行える。

1)名称

Suction rectal biopsy yields adequate tissue in children.

2)著者

Brady AC, Saito JM, Lukas K, Guthrie T, Utterson EC, White FV, Dillon PA.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

J Pediatr Surg. 2016 Jun;51(6):966-9.

4)概要

十分な生検を得るために鎮静(深鎮静または全麻)が必要であり、協力が得られにくいことと鎮静の必要性が上がることが、1~5歳の児の74.3%
の吸引直腸生検で診断率が低くなる要因と考えられる。
生検器具rbi2 の利点としては吸引時に正確なマノメトリー測定ができる点と、各検体ごとに使い捨てブレードを使用できる(ディスポでない場
合、刃の鈍化が検体不十分につながる)という点がある。

⑭参考文献3

1)名称
2)著者
⑭参考文献4

3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要
1)名称
2)著者

⑭参考文献5

3)雑誌名、年、月、号、ページ
4)概要

※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。

2084