提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (120 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
管理料1(創傷被覆材):2,457人、管理料2(NPWT):137人
管理料1(創傷被覆材):4,914回、管理料2(NPWT):274回
※患者数及び実施回数の推定根拠等
令和3年 社会医療診療行為別統計 令和3年6月審査分より年間に局所陰圧閉鎖処置を受け患者数を推計した。
1)創傷被覆材の在宅での患者数:2,457人、実施回数:4,914回
1,024件(人)×12ヶ月×20%・・・在宅と外来の患者比率は2:8とした。(業界へのヒアリングによる)
根拠:社会医療診療行為別統計の特定保険医療材料(入院外)の実績
2)局所陰圧閉鎖処置の在宅での患者数:137人、実施回数:274回
57件(人)×12ヶ月×50%・・・在宅と外来の患者比率は5:5とした。(業界へのヒアリングによる)
根拠:入院外局所陰圧閉鎖処置(入院)の各創傷の大きさ(100㎝2未満)における初回加算(1患者において初回貼付に限り1
度算定可能な為=症例数と想定)の算定総数を計算した。
それぞれの回数については、対象患者が2回づつ算定するとした。
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
●創傷被覆材:特に診療報酬上の規定はない。
●NPWT:2020年(令和2年)の診療報酬改定で、「在宅」での算定が可能となったが、その条件として、
・局所陰圧閉鎖処置用材料は、陰圧創傷治療用カートリッジと併用し、関連学会等の定める適正使用に係る指針を遵守して
使用した場合に限り算定する。
・訪問看護ステーション等の看護師等が局所陰圧閉鎖処置用材料を使用して処置を実施する場合には、十分な経験のある医
師の指示の下で実施し、当該医師と十分な連携を図ること。
・陰圧創傷治療用カートリッジは、関連学会等の定める適正使用に係る指針を遵守して使用した場合に限り算定する。と規
定されている。
●上記を受けての関連学会として形成外科学会から出された「在宅医療における「局所陰圧閉鎖療法」の適正使用に係る適
正使用指針」では
<実施者要件>
医師又は訪問看護ステーション等の看護師等(創傷管理関連の特定行為研修を修了した者,もしくは日本看護協会が定める
皮膚・排泄ケアに関する認定看護師教育過程を修了した者に限る)
<実施に関する留意事項>
訪問看護ステーション等の看護師等(創傷管理関連の特定行為研修を修了した者,もしくは日本看護協会が定める皮膚・排
泄ケアに関する認定看護師教育過程を修了した者に限る)が当該材料を使用して処置を実施する場合には、創傷治療および
陰圧閉鎖療法の十分な経験のある医師(形成外科専門医等)の指示の下で実施し、当該医師と十分な連携を図ること
とされており、このような条件下で実施、算定されている。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
なし
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
創傷、褥瘡治療に3年以上の経験のある医師の配置
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
なし
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
創傷被覆材、NPWTとも創部を密閉するため、創傷の評価に精通した医療従事者による使用が望ましい。
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
特になし
B
妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
管理料1(創傷被覆材):150点、管理料2(NPWT):570点
●下記は外保連試案の「重度褥瘡処置」の試案点数である。
試案では、技術度B、医師1、看護師1、10分で試算されて、3,074円(307点)である。
本提案では、「重度褥瘡」で創傷被覆材を使用する患者に対して、30分程度の管理料を提案する。
管理料については、試案点数の50%が妥当と考え、30分で1,500円(150点)となる。
以上より、管理料1(創傷被覆材)については150点が妥当と考える。
すでに設定されている他の「在宅療養指導管理料」と比べても妥当と考える。
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):3,074円
外保連試案2022掲載ページ:320-321
外保連試案ID(連番):T51-14100 (重度褥瘡処置(1日につき) 1.100c㎡未満)
技術度:B 医師(術者含む):1 看護師:1 その他:0 所要時間(分):10
●下記は外保連試案の「局所陰圧閉鎖処置単回使用携帯型」の試案点数である。
試案では、技術度B、医師1、協力医師1、看護師1、20分で試算されて、11,366円(1,137点)である。
本提案では、「局所陰圧閉鎖処置単回使用携帯型」を使用する患者に対して、30分程度の管理料を提案している。
本提案では、医師又は看護師が患者に対して、技師が術者として20分の作業をすることを提案している。
管理料については、試案点数の50%が妥当と考え、30分で5,700円(570点)となる。
以上より、管理料2(NPWT)については570点が妥当と考える。
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):11,366円
外保連試案2022掲載ページ:320-321
外保連試案ID(連番):T61-14191 (局所陰圧閉鎖処置 単回使用携帯型によるもの 1. 100cm2未満)
技術度:B 医師(術者含む):1 協力医師:1 看護師:1 その他:0 所要時間(分):20
●以上、今回提案する2つの管理料は、すでに設定されている他の「在宅療養指導管理料」と比べても妥当と考える。
区分
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番号
技術名
なし
なし
具体的な内容
なし
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予想影響額(円)
なし
252,867,240円
予想影響額
2122