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提案書11(2003頁~2199頁)医療技術評価・再評価提案書 (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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「潰瘍性大腸炎関連腫瘍大腸粘膜下層剥離術」について
【技術の概要】

【既存の治療法との比較】

高周波ナイフを用いて、潰瘍性大腸炎関連腫瘍を
内視鏡的に一括切除する。

・診断治療目的の内視鏡的一括切除により正確
な病理診断が可能となり、適切な治療方針の提
示のために有効である。
・病理検体が、low grade dysplasiaや散発性腺腫
と確定診断されれば、経過観察が推奨される。
・高い腸管温存率と大腸全摘術の実施時期が延
長出来る可能性が報告されている。
・外科切除としての腹腔鏡下全結腸・直腸切除嚢
肛門吻合術、腹腔鏡下人工肛門造設術、腹腔鏡
下人工肛門閉鎖術は、患者QOLを低下させる。

【対象疾患名】
潰瘍性大腸炎関連腫瘍*
国内15施設による多施設共同研究によると、年間
対象患者は150人程度と考えられる。
*1cm以上の腫瘍最大径を対象とする
- 潰瘍性大腸炎関連腫瘍の発癌経路 -

【診療報酬上の取扱】
Clarke, et al. World J Gastroenterol 2019

- Dysplasiaと散発性腺腫が内視鏡的切除の適応となるが、内視
鏡診断(範囲、異型度、鑑別)及び生検診断の困難性が高い。
- 病変は粘膜下層に高度線維化を伴っており、より高度な内視鏡
技術が求められる。

2052

・K手術
・30,000点
(「K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離
術」より技術難易度が高い。)