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提案書01(0001頁~0202頁)医療技術評価・再評価提案書 (127 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

209202

※事務処理用

提案される医療技術名

難聴の遺伝学的検査

申請団体名

日本遺伝子診療学会
27耳鼻咽喉科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

22小児科
関連する診療科(2つまで)
35臨床検査科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

難聴の遺伝学的検査



追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

D006-4
1-A

算定要件の見直し(適応)

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)



その他」を選んだ場合、右欄に記載

先天難聴と若年発症型両側性感音難聴の他に、アッシャー症候群、スティックラー症候群、ワーデンブルグ症候群、ミトコンドリア病などの、難
聴を呈する遺伝性疾患の原因遺伝子を含むと158遺伝子を1つの遺伝子パネルとして作成し、それら遺伝性の疾患、症候群を一度に検索する。

文字数: 130

再評価が必要な理由

そもそも臨床的に鑑別が難しい先天難聴(3,880点)と若年発症型両側性感音難聴(8000点)の間で、それら検査の点数に乖離があるのは不合理
である。また先天難聴と若年発症型両側性感音難聴の他にも、難聴を呈する疾患・症候群はアッシャー症候群、スティックラー症候群、ワーデン
ブルグ症候群、ミトコンドリア病など多数あり、それぞれを別々に検索していると、確定診断になかなかたどり着けない現状がある。近年技術の
進歩により、158遺伝子を搭載する遺伝パネルにより、上記疾患を同時に検索できるようになった。それゆえ、早期にその遺伝パネルを臨床実装
することが望ましいと思われる。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

先天性難聴、若年発症型両側性感音難聴、アッシャー症候群、スティックラー症候群、ワーデンブルグ症候群、ミトコンドリア病などの難聴を呈
する疾患・症候群をいわゆる「難聴」と定義して、それらの原因遺伝子158個を搭載する遺伝パネルを5,000点として欲しい。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

対象とする患者は、いわゆる「難聴」を呈する者。医療技術は158遺伝子を次世代シーケンサーで同時に検索するもの。難聴遺伝子診療の普遍化
という側面を考えると、点数は5000点が妥当と考える。



診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

D006-4

医療技術名

難聴の遺伝学的検査
難聴すべてに適用できる遺伝学的検査となり、診断率が向上する。その結果、医療に与える影響として治療法の選択や適切なフォローアップに有
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 用である。人工内耳適応基準に遺伝子診断が組み入れられたことにより、治療の早期化で、経過観察のための医療費を圧縮できる(遺伝子診断が
後等のアウトカム
つけられた患者の人工内耳年齢が早い)。

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
遺伝性難聴の診療の手引き 2016年版
る。)

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