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提案書01(0001頁~0202頁)医療技術評価・再評価提案書 (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申アルコール請学会名

202201

I006-2 依存症集団療法 1(薬物)・2(ギャンブル)・3(アルコール)

日本アルコール・アディクション医学会

依存症集団療法と通院・在宅精神療法の同一日算定を可能に
依存症集団療法1・2について、同一日に行う他の精神科専門療法は、所定点数に含まれるものとされているが、
通院・在宅精神療法については、依存症集団療法と同一日に行った場合でも算定可能とすることを要望する。

要望の背景
依存症の集団療法は、認知行動療法の手法を用いて行う集団療法で、個人精神療法を主にする通
院・精神療法とは異なる治療的意義があり、依存症集団療法と通院・在宅精神療法とは相互補完
的な関係にある療法と考える。
依存症患者には、依存症以外の併存精神障害を抱える患者も数多い。また、被虐待体験、困難な
生育歴など集団療法の中では扱い難い問題や課題を抱える患者も多く、集団療法だけでは治療が
不十分と言わざるを得ず、併存精神障害に対する精神療法および薬物療法の実施は必須である。
現在の診療報酬では、依存症治療を効果的に行うため、依存症集団療法と通院・在宅精神療法を
併用しようとする時、同日に行えば片方の治療が無報酬で行われることになるため、依存症集団
療法普及の足枷にもなっている。他方、両方を算定できるようにするため、あえて患者に別日に
受診してもらうよう仕向けることは、患者に大きな負担を強い、治療中断を引き起こしやすい。

年間患者数の見込みと予想影響額

依存症集団療法と精神療法同日併算定の意義

1. 薬物依存症 3400(円)×24(回)×400(年
刑の一部執行猶予制度、再犯防止推進法(2016)
間増加患者人数)=32,640千円
第五次薬物乱用防止五か年戦略(2018)
2. ギャンブル依存症 3000(円)×8(回)×320
ギャンブル等依存症対策基本法(2016)
(年間増加患者人数)=7,680千円
アルコール健康障害対策基本法(2013)
3. アルコール依存症 3000(円)×10(回)
等の国の依存症施策推進に有用であるばかりか、
×400(年間増加患者人数)=12,000千円
効果的な依存症集団療法の普及と患者の回復に繋がり、
以上の試算により、52,320千円の増加が見込まれる。
一時的な増額の後、長期的には医療費削減に繋がる。
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