提案書01(0001頁~0202頁)医療技術評価・再評価提案書 (47 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
204102
ネットワーク型画像管理加算
日本医学放射線学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
28放射線科
リストから選択
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
ネットワーク型画像管理加算画像管理加算
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
平成30年度
有
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
有
学会が実施するネットワーク型画像診断管理を導入し、画像診断安全管理や精度管理、標準化等を担っている医療機関を、
より高く評価する。
文字数: 64
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
CT撮影、MRI撮影時にネットワーク型の画像管理を行った場合について算定
日本医学放射線学会は、Japan Medical Image Database(J-MID) という大規模な画像情報データベースを構築し、それを
もとに、装置、オーダー、撮影、診断のそれぞれに応じた医療技術、医療安全の向上を目指している。現在、10大学病院が
ネットワークを用いた画像管理を実施しており、4億枚を超える画像を収集している。本システムを用い、画像診断管理認
証を行うことで、適切なプロトコル管理、被ばく管理が行えるほか、自施設の運用の適正化、また我が国全体の画像診断の
標準化が期待できる。この取り組みをより全国で実施するため診療報酬での評価を要望する。
文字数: 280
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
CT撮影時、MRI撮影時にネットワーク型の画像管理を行った場合について算定
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
日本医学放射線学会では、「Japan Safe Radiology」を提唱している。これは、各医療機関から画像情報(DICOMデータ)
を収集し、画像診断ナショナルデータベース(Japan Medical Imaging database;J-MID)として蓄積、これを解析・活用
し、医療技術の向上、医療安全の向上、標準化、適正化、医療政策への反映などに使用する。例えば、被ばく管理において
は、本データを統計解析し、医療機関側へ返し、プロトコルや線量などの再検討に反映させる。この被ばく管理手法はDose
Index Resistory;DIRと呼ばれ、米国ではACR(米国放射線学会)によりオンラインでの管理がすでに行われている。
画像診断の適正使用は、海外においても重要視されており、画像診断の「見える化」により、適切な介入が可能となり保険
診療の適正化にも貢献する。
また、2020年にはCOVID-19の全国的な広がりを調査するため、日本医学放射線学会でCTによるサーベイランス事業が実施さ
れた。これは全国のCT所見でウイルス性肺炎を疑う場合に報告するものであり、非常に有用なデータが得られ、国にもほぼ
毎日情報提供された。J-MIDは全国のCT所見を収集することから、あらゆる疾患のサーベイランスが実施可能であり、突発
的なパンデミックや全国的な悪性腫瘍の発生状況調査などにも活用可能である。これらのReal world dataの活用は、今後
の医学の発展に重要であり、J-MIDをさらに発展させ、データ収集をより大規模化し、より精度高く疫学的な調査、安全管
理が実施できる体制を構築することが必要である。このためにも診療報酬による評価を行い、インセンティブを与えること
で、より広く実施することが必要である。
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
区分
E
番号
該当なし
医療技術名
該当なし
既存の治療法・検査法等の内容
該当なし
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