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提案書01(0001頁~0202頁)医療技術評価・再評価提案書 (56 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

204103

小児腹部骨盤部単純X線写真:生殖腺防護に関する説明加算

日本医学放射線学会

【技術の概要】

【対象疾患】

小児の腹部骨盤部や股関節を含む単純X線撮影では、被
19歳以下の腹部・骨盤部や股関節の単純X線撮影
ばくを低減するために生殖腺の防護が推奨されていた。
しかし、近年の被ばく低減技術と生殖腺防護の組み合
【既存の治療法との比較】
わせにより、かえって被ばくが増加する場合が報告さ
・撮影装置の改良が進み、小児の単純X線撮影による被ばく
れ、米国放射線防護審議会は生殖腺遮蔽の廃止を勧告
で、遺伝性影響が発生する可能性は限りなく低い。
している。放射線診断専門医が作成した文書を用いて
・生殖腺の位置にプロテクターを置くことは、被ばくに関
担当医(あるいはX線撮影に関わる医療従事者)が説明
する不安をあおるだけでなく、散乱線によって逆に被ばく
し、適切な被ばく管理を行う。
が増える場合もある。
・プロテクターにより、診断に必要とされる部分が写らず、
病変の見落としにつながる可能性がある。

これまで用いられてきた生殖腺プロテクターの使用例

【有効性及び診療報酬上の取扱い】

プロテクターによって生殖腺が覆われて
いるが、診断に必要な部分も
隠れてしまっている

CTを撮影すると、単純X線撮影
では見えなかった骨肉腫病変
が確認された

・米国放射線防護審議会の勧告にも関わらず、生殖腺防護が継続されている場合には、本来被ばくをより低減できる機
能である自動露出制御装置が使用できず、防護した部位以外の被ばくが増加する危険性がある。
・生殖腺の位置にプロテクターを置かない理由について、説明を適切に行うことで、被ばくに対する不安を解消しつつ、
最善な形で小児の単純X線撮影を行うことができる。
・E 画像診断 180点
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