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提案書01(0001頁~0202頁)医療技術評価・再評価提案書 (163 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 遺伝子検査のほうが抗原検査よりも検出感度及び特異度が高く,これまでの方法では見逃していたC. difficile感染症が診断されることにより,
患者本人への重症化予防含めた診療貢献ばかりではなく,感染制御的な側面からも利点がある。
後等のアウトカム
③再評価の根
拠・有効性
新型コロナウイルス感染症のパンデミックに伴い遺伝子検査機器が普及したことや検査結
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
果の解釈に関する理解が進んだことをふまえ,海外の状況も考慮して抗原検査を実施せず
る。)
にNAATを行えるように検査のフローチャートを改訂した

ガイドライン等での位置づけ

④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

308,000

見直し後の症例数(人)

308,000

見直し前の回数(回)

2,136

見直し後の回数(回)

15,000

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

第7回NDBオープンデータを参照し、クロストリジオイデス・ディフィシル抗原定性検査数(入院)を症例数とした。算定条件の変更で症例数の変
化はない。コロナ禍対策で遺伝子検査装置が普及したと言っても、測定できるシステムが少数であること及び抗原検査の方が容易にできることか
ら回数は症例数の5%程度に増加するのではないかと推測する。

技術を習塾した臨床検査技師及び医師が実施する。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 微生物検査室内
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 臨床検査技師、増員はなし
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の Clostridioides difficile感染症診療ガイドライン2022
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

便を検体とするため人体に及ぼす副作用はない。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

-

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

【参考文献(1)】

区分をリストから選択

番号
技術名

-

具体的な内容

-

増(+)

プラスマイナス

⑩予想影響額

予想影響額(円)

5,673,294円

その根拠

検査費用(4500-80)*(15000-2136)が増加する。抗原検査と遺伝子検査の感度・特異度の違い(2)により正確に診断される患者数が263例増加する。
その患者に対しての診断遅れによる追加医療費(3)(7日分のCDI治療費(4)194,622が減額される

備考

診断が遅れることで重症化含め追加医療費がかかるが、本邦のデータは無い。また、診断遅れにより院内感染が発生することも考えられるがその
要素は加味していない

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

現在も使用されているため、新たに使用される体外診断薬は無い

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

なし

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