提案書01(0001頁~0202頁)医療技術評価・再評価提案書 (92 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
207101
アスペルギルス抗体IgG
日本医真菌学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
02呼吸器内科
08感染症内科
関連する診療科(2つまで)
14呼吸器外科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
提案当時の医療技術名
載する
リストから選択
該当なし
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
患者血清からアスペルギス属真菌に対する抗体を検出する。
文字数: 27
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
慢性肺アスペルギルス症
慢性肺アスペルギルス症は数ヶ月~年余にわたり慢性の経過をとるため特異的抗体が産生される。この抗アスペルギルス抗
体が臨床診断に有用であることが国内の無作為化臨床試験(Kohno et al., 2010 J Infect 61:410-8 )の成績等から示さ
れ、日本医真菌学会の「アスペルギルス症の診断治療ガイドライン2015」でも、臨床で広く用いられると記載がある。本検
査は、遺伝子検査や培養と比較して慢性肺アスペルギルス症での検出感度が優れていることから、保険収載の必要性がある
と考えられる。
文字数: 247
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
慢性肺アスペルギルス症、年余にわたり肺炎を繰り返し肺の線維化・肺胞構造の破壊が進行し呼吸不全に至る。主に中高年
以降に診断される。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
患者血清を採取しアスペルギルス抗体の有無を検出する。疑いの段階で1回測定する。実施頻度に明確な指針は無いが陽性
の患者では、年間隔で増悪が見られる際に再測定する場合がある。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
D
番号
―
医療技術名
―
既存の治療法・検査法等の内容
培養法、遺伝子検査法、アスペルギルスガラクトマンナン、β-D-グルカン
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
研究結果
慢性肺アスペルギルス症での陽性率は他の検査法より高い
薬効を検証したオープン無作為化比較臨床試験(Kohno et al., 2010 J Infect 61:410-8 )のエントリー基準とした検査
法の中で、他の検査法と比較して抗体検出法の感度が優れていた。
1b
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
「アスペルギルス症診断治療ガイドライン」日本医真菌学会
2015年発刊、では慢性肺アスペルギルス症の診断に抗体の検出が
有用と記載されている。
年間対象患者数(人)
正確な統計は無いが文献(Emerg Infect Dis. 2014)ではアスペルギルス症全体の発症頻度は人口10万あたり1.5で国内で
約200名/年
国内年間実施回数(回)
推定1,000件
⑥普及性
※患者数及び実施回数の推定根拠等
新規発生200名が、および年間1回の測定で平均5年の経過観察と仮定した。
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