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提案書01(0001頁~0202頁)医療技術評価・再評価提案書 (136 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

210201

二次性骨折予防継続管理料:対象疾患の拡大

日本運動器科学会

【技術の概要】

【既存の治療法との比較】

二次性骨折予防継続管理料の対象疾患は、現在、骨粗鬆
症性の大腿骨近位部骨折の術後のみである。しかし、骨
粗鬆症性圧迫骨折で入院し、その後二次性骨折の予防の
目的で骨粗鬆症治療が必要になる患者は多い。そこで、
二次性骨折予防継続管理料の対象疾患を、入院を要する
骨粗鬆性脊椎椎体骨折に拡大する。
骨粗鬆症の予防と治療のガイドラインに沿って継続的に
骨粗鬆症の評価を行い、必要な治療等を行った場合に算
定する。

骨粗鬆症性椎体骨折は、入院後コルセットの作成、骨形
成促進剤等により治療されているが、骨粗鬆症の治療が
継続されない場合、隣接椎体の椎体骨折を生じ、呼吸機
能低下等が生じる。骨粗鬆症の治療が継続されることに
よって脊椎椎体骨折や大腿骨頸部骨折の発生率が低下す
ることはエビデンスとして確立されいる。したがって、
現在の課題はいかに治療開始率と継続率を向上させるか
にある。
骨粗鬆症治療の開始率と継続率を向上させるには多職種
連携による介入が有効であるという報告は多く、チーム
として骨折予防継続を行う意義は高い。また、病院から
診療所にかけての治療の連携を行うことも有効性は高い。

【対象疾患】
骨粗鬆症性脊椎椎体骨折は大腿骨近位部骨折よりも10~
20歳早期に発症し、5倍もの症例数があるされている。
骨粗鬆症性脆弱骨折の連鎖の始まりとなることも多く、
生命予後にも関与する。骨粗鬆症性脊椎椎体骨折は体動
困難となり入院を要することも多いため、二次性骨折予
防継続管理料の対象疾患を入院を要した脊椎椎体骨折に
拡大する。

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
入院加療を要した骨粗鬆症性脊椎椎体骨折に対して、
骨粗鬆症の診断と治療を開始し(管理料1)、回復期
病院でのリハビリと骨粗鬆症の治療を継続(管理料
2)、外来にて骨粗鬆症の治療と管理を行う場合に管
理料3を算定する。
二次性骨折予防継続管理料1:1,000点
二次性骨折予防継続管理料2:750点
二次性骨折予防継続管理料3:500点
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