提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
215206
PET/MRI検査(FDGを用いた場合)
日本核医学会
PET/MRI検査(FDGを用いた場合)
診療報酬上の算定要件
保険適用FDG PET/CT 疾患別比率
12疾患以外の内訳
12疾患
現状
悪性腫瘍(脳、頭頸部、縦隔、胸膜、乳腺、直腸、泌尿器、卵巣、子宮、
骨軟部組織、造血器、悪性黒色腫)の病期診断及び転移・再発の診断
12疾患
53%
適応疾患の拡大(PET/CTと同等に)
12疾患以外
47%
見直し後
悪性腫瘍(早期胃癌を除き、悪性リンパ腫を含む)
の病期診断及び転移・再発の診断
12疾患以外におけるFDG PET/MRIの有用性を示す
エビデンスの蓄積
FDG PET/MRI診療ガイドライン2019
肺がん:PET/CTと変わらない診断能、特に胸壁
浸潤や縦隔浸潤の診断により有用
肝臓・胆道・膵がん:少なくともPET/CTと同等
以上の診断能
日本核医学会PET核医学委員会 PET検査件数に関するアンケート調査報告第19報から引用
適応疾患拡大のイメージ
現状
見直し後
膵がん術前診断能において、PET/MRIはPET/CTに
造影CTを組み合わせたものと同等の診断能
保険適用
FDG PET/MRI
(現状)
12疾患
7,296件
保険適用
FDG PET/MRI
(見直し後)
12疾患
12疾患以外
計13,561件*
6,265件増*
FDG PET/MRIの適応疾患拡大に伴う予想影響額
33,517,750円増
年間医療費
Radiology 2023
Radiology 2017
FDG PET/MRIの適応疾患拡大に伴う検査数の変化
*日本核医学会PET核医学委員会 PET検査件数に関するアンケート調査報告第19報から推定
PET/CTの疾患別比率を元に、適応疾患がPET/CTと同等となった場合の検査数を推定
Journal of Nuclear Medicine 2016
2,300症例以上を検討、12疾患以外を含む多くの
悪性腫瘍において、PET/MRIとPET/CTは同等
43編の既報論文から1,278症例を検討、肺の悪性
腫瘍においてFDG PET/MRIはPET/CTと同等
肺がん
25.5%
大腸がん
8.2%
膵がん
3.5%
胃がん
2.8%
原発不明がん
1.9%
胆嚢・胆管がん 1.6%
肝細胞がん
1.0%
その他
1.8%
*灰色が現状の適応外疾患臓器
現状
PET/CT
見直し後
PET/CT
PET/MRI
12疾患
PET/MRI
12疾患
PET/MRI
12疾患以外
*予想される12疾患以外のPET/MRI検査数の、PET/MRIとPET/CTとの診療報酬額差を試算。
同一月にPET/CTとPET/MRI両者の算定はできないため、診療報酬点数差を影響額と想定。
まとめ 現在発表されているエビデンスを踏まえると、12疾患に限定している
PET/MRIの適応疾患を、PET/CTと同等となる様、再評価すべきと考えられる
213