提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
整理番号
215207
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
シンチグラムおよびシングルホトンエミッションコンピューター断層撮影(放射性医薬品管理者配置)
日本核医学会
28放射線科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
38その他(診療科名を右の空欄に記載する。)
核医学科
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
リストから選択
-
無
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
E
E100、E101
1-A
算定要件の見直し(適応)
該当する場合、リストから○を選択
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
その他」を選んだ場合、右欄に記載
○
留意事項の追加の提案であるが、点数の追加提案は無いため。
シンチグラムおよびシングルホトンエミッションコンピューター断層撮影を目的として放射性薬品を院内調製する場合においては、「放射性医薬
品の管理に当たっては、専門の知識及び経験を有する放射性医薬品管理者を配置することが望ましい。」を留意事項に追加する。これにより、担
当者の異動に関わらず一定の技術レベルを維持し、被験者の無用な被ばくを軽減するなど、より安全で有益な検査を遂行する事が可能となる。
文字数: 194
再評価が必要な理由
シンチグラムおよびシングルホトンエミッションコンピューター断層撮影を目的とした放射性薬品を医療機関内で院内調剤する場合の検査業務で
は、撮像・読影のみならず、放射性医薬品の選定、準備、調製及び品質管理も含まれる。ここで用いられる放射性医薬品はその特性上、無菌的調
製下でありかつ、放射線安全管理下で、注射薬として厳密な管理、調製および品質管理等を行う必要があるので、これらに関わる体制を整備する
ことが必要である。このため、一般的な化合物の調製に関する知識と経験のみならず、放射線取扱に関する知識と経験も必要である。実際、院内
調製された放射性医薬品の放射化学的純度が悪いまま投与され、画像を読影して初めて混入に気付くような事例がある。あるいは老齢者や小児に
対して過量の放射能量が投与される事例がある。化学的知識を有する薬剤師が関与することでこのような事例を避けることが出来る。日本核医学
会でも核医学認定薬剤師制度を制定し、放射性医薬品の取り扱いに必要な専門知識を有する薬剤師の育成を開始し、既に核医学認定薬剤師資格を
得た薬剤師を輩出している。また、令和4年度改訂において、ポジトロン断層撮影および内用療法を目的とした放射性医薬品の取り扱いについて
は既に同様の提案を認めて頂いている。このような理由から再評価を提案するものである。
【評価項目】
シンチグラム(画像を伴うもの)について、留意事項として以下の文言を追加したい。
「(1)放射性医薬品の管理に当たっては、専門の知識及び経験を有する放射性医薬品管理者を配置することが望ましい。」
また、シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影について、留意事項として以下の文言を追加したい。
「(4)放射性医薬品の管理に当たっては、専門の知識及び経験を有する放射性医薬品管理者を配置することが望ましい。」
これに伴う現行点数の見直しは無い。
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
放射性医薬品を医療機関内で院内調剤する場合、放射性医薬品の調剤部分には、放射性医薬品調剤原料の準備、調製、品質管理及び分注作業が含
まれる。放射性医薬品はその特性上、無菌的調製下でありかつ、放射線安全管理下で、注射薬として厳密な管理、調製および品質管理等を行う必
要があるので、これらに関わる体制を整備することが必要である。
日本核医学会、日本核医学技術学会、日本診療放射線技師会、日本病院薬剤師会の4団体が共同で制定した「放射性医薬品取り扱いガイドライ
ン」には放射性医薬品管理者として施設内の薬剤師を指名する事を示すとともに、年に複数回講習を行う事で本ガイドラインの普及と各施設の技
術水準維持に努めている。また、令和4年度改訂において、ポジトロン断層撮影および内用療法を目的とした放射性医薬品の取り扱いについては
既に同様の提案を認めて頂いている。このような理由から再評価を提案するものである。
E100 シンチグラム(画像を伴うもの)
1 部分(静態)(一連につき) 1,300点
2 部分(動態)(一連につき) 1,800点
3 全身(一連につき) 2,200点
E101 シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影(同一のラジオアイソトープを用いた一連の検査につき) 1,800点
E100およびE101ともに上記の通り検査点数が記載されているのみであり、放射性医薬品の管理に関する文言は無い。また留意事項についても放射
性医薬品の管理に関する文言は無い。
E
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
E100、E101
医療技術名
E100 シンチグラム(画像を伴うもの)、E101 シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影
214