提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (153 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
229102
オンライン診療による認知機能評価
日本高次脳機能障害学会
【技術の概要】
医科診療報酬で認められている認知機能検査であるミニメンタルス
テート検査、改訂版長谷川式知能評価スケール、MoCA-J、言語性
対連合検査を情報通信機器を用いて実施する。
対象者の加齢による視聴覚機能の低下を考慮し、モニターはパソコ
ンやタブレット(スマホは除外)、必要に応じてイヤホンやヘッド
ホンを用いる。
対象者は自宅や高齢者施設等で検査を受ける。機器設定や機器不具
合、疲労や体調不良等の緊急時に対応する非専門家の補助者がつく。
【既存の治療法との比較】
情報通信機器を用いて実施した検査結果と対面で実施し
た検査結果は、平均値の比較や級内相関等で十分な一致
度が確かめられている。
Author
検査者
Results
2016
30
normal,MCI,AD HDS-R
ICC=0.88
Iiboshi et al. 2019
74
normal,MCI,AD
MoCA
-J
ICC=0.70
対象者の利用満足度(理解、見え方、プライバシー保全
等)も、5点満点中4.5点以上と良好である。
対象者・補助者
非専門家
家族・施設職員等
【社会的必要性】
認知機能検査は適切な治療を行うための重要な基礎資料の一つであ
り、数か月ごとに実施される。
高齢の患者・配偶者の交通不便等の理由による通院控え、通院に付
き添うために家族が仕事を休む等の負担が軽減し、定期的な検査受
診が促せる。
【対象疾患】
認知症、軽度認知障害、脳血管障害等による高次脳機能障害
合計約 910万人
Sample Population
Tests
size characteristics
Mc Eachern
AD,MCI,VD,nor
No difference between
2008 71
MMSE
et al.
mal
VMMSE and FMMSE
Timpano
VMMSE was comparable
2013 342
normal
MMSE
et al.
with FMMSE
岸本ら
医師
公認心理師
言語聴覚士
Year
355
情報通信機器を用いた認知機能検査の実施方法について
はガイドライン(AMED:精神科遠隔診療のための手引
書)に詳細が記載されている。
国外では、アメリカ、オーストラリアで、ミニメンタル
ステート検査、MoCA-Jが保険収載されている。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
D285-1 認知機能検査その他の心理検査
80点
既収載の検査と同点