提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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※下記のように推定した根拠
年間対象者数の
変化
年間実施回数の
変化等
見直し前の症例数(人)
1,000
見直し後の症例数(人)
1,000
見直し前の回数(回)
1,000
見直し後の回数(回)
1,000
⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
第9回全国核医学診療実態調査報告書(2022)で年間の薬剤心筋シンチグラフィは166,109件、ガンマカメラ台数における心臓専用半導体カメラ占
有率は2.0%であった。
以上より薬剤心筋シンチグラフィが心臓専用半導体カメラで撮影した場合を対象として概算で3,322件と推定された。そのうち約7割は通常のシ
ングルフォトンエミッションコンピューター断層撮影、約3割をダイナミック撮像と仮定した。
2022年にはJCS(日本循環器学会)ガイドライン改訂の際に、左冠動脈本幹病変や3枝病変について心筋血流予備能比が高い診断能を示すとの記載
施設の要件
・ 当該断層撮影を行うにつき十分な機器及び施設を有していること。
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 ・ 当該断層撮影を行うにつき十分な体制が整備されていること。
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 循環器内科専門医、放射線科診断専門医の常勤医師が1名以上いること。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 2022 年 JCS ガイドライン フォーカスアップデート版
要件)
安定冠動脈疾患の診断と治療(2022年3月11日)
⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
安全性は薬剤負荷心筋血流シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影と同等である。1分間当たりアデノシンとして120μg/kgを6分間
持続静脈内投与する(アデノシン総投与量0.72mg/kg)ため、アデノシンの副作用は下記となる。
重大な副作用(アデノシン負荷用静注60mgシリンジ「FRI」添付文章より)
1.心停止、心室頻拍、心室細動、心筋梗塞。(頻度不明)これらの副作用が認められることがあるので、負荷試験中は心電図の継続した監視を行
うこと。また、蘇生処置ができる準備をしておくこと。
2.過度の血圧低下。(頻度不明)過度の血圧低下が認められることがあるので、本剤投与開始から投与終了まで注意深く血圧を監視すること。検
査の継続が困難と判断した場合は検査を中断し、本剤投与中であれば直ちに投与を中止すること。
3.洞房ブロック、完全房室ブロック。(頻度不明)洞房ブロック及び完全房室ブロックが認められることがあるので、本剤投与開始から心筋シン
チグラフィ施行終了時まで注意深く心電図を監視すること。検査の継続が困難と判断した場合は検査を中断し、本剤投与中であれば投与を中止す
ること。必要に応じてアミノフィリン水和物静脈内投与を行うこと。
4.呼吸障害。(頻度不明)呼吸停止に至る重篤な呼吸障害が認められることがあるので、本剤投与開始から心筋シンチグラフィ施行終了時まで注
意深く患者を観察すること。重篤な呼吸障害が発現した場合は直ちに本剤の投与を中止すること。
5.肺浮腫。(頻度不明)肺浮腫が認められることがあるので、本剤投与開始から心筋シンチグラフィ施行終了時まで注意深く患者を観察するこ
と。重篤な肺浮腫が発現した場合は直ちに本剤の投与を中止すること。
6.脳血管障害(頻度不明) 脳血管障害が認められることがあるので、本剤投与開始から心筋シンチグラフィ施行終了時まで注意深く患者を観察
すること。脳血管障害の発現が疑われた場合は、直ちに本剤の投与を中止すること。
その他の副作用
循環器、呼吸器、過敏症、精神神経系、消化器、血液、肝臓、腎臓、全身で副作用があらわれることがある(頻度不明)。
⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
⑧点数等見直し
の場合
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)
見直し前
2,700点
シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影:1,800点
負荷試験を行った場合は、負荷の種類または測定回数にかかわらず、断層撮影負荷試験加算として、所定点数の100分の50に相当する点数を加算
する。
見直し後
2,700点+技術料400点
その根拠
技術料は下記技術料を参照した。
E003造影剤注入手技-3 動脈カテーテル法
する。
区分
番号
技術名
具体的な内容
注1 血流予備能測定検査を実施した場合は、血流予備能測定検査加算として、400点を所定点数に加算
E
-
特になし
特になし
増(+)
プラスマイナス
⑩予想影響額
予想影響額(円)
4,000,000円
その根拠
④で概算したように、本項目の追加により年間約1,000件が対象になる。
1,000件x4,000円=4,000,000円(増加)
備考
-
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬
特になし
⑫その他
特になし
⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
日本心臓核医学会
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