提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (146 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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高次脳機能障害学第3版
2)著者
石合純夫
3)雑誌名、年、月、号、ページ
高次脳機能障害学第3版. 東京 : 医歯薬出版, 2022, pp 203-204.
4)概要
認知機能の柔軟性を評価する検査法の中で、2つの反応パタンを交互に切り替える一方で、それぞれの遂行過程の情報を保
持しながら適切に遂行することを求める検査がTrail Making Test(TMT)である。Part Aは、1から25までの数字が散在し
た用紙で、1から25までの数字を順番に線で結んでいくものである。Part Bは、1から13までの数字と「あ,い,う…し」ま
での仮名12文字(原版はアルファベット)が散在した用紙で、1-あ-2-い-3-う…のように交互に結んでいくものであ
る。Part AとBを対比することにより、Part Bの課題による認知的負荷の影響を評価するが、従来のPart AとBの検査用紙
は、配置と結ぶ長さがかなり異なるという問題があった。トレイルメイキングテスト(TMT-J)では。この点を解決し標準
化が行われている。
1)名称
前頭葉機能検査における中高年健常日本人データの検討-Trail Making Test,語列挙, ウィスコンシンカード分類検査
(慶応版)-
2)著者
安部光代, 鈴木匡子, 岡田和枝, ほか
3)雑誌名、年、月、号、ページ
脳神経 2004 ; 56 : 567-574.
4)概要
前頭葉機能検査として広く使用されているTrail Making Test(TMT)のPart AとPart Bおよび語列挙検査、ウィスコンシン
カード分類検査・慶応版(KWCST)の健常中高年者における標準値を明らかにするため45~74歳の76名について測定を行い、
45~54歳群(26名)、55~64歳群(32名)、65~74歳群(18名)の平均値±標準偏差を算出した。さらに、それぞれの検査に対し
て年齢、教育年数がどのように影響しているかを検討したところ、TMTのPart Aは年齢と相関し、TMTのPart B、語列挙検
査、KWCSTは教育年齢と相関していた。
1)名称
高次脳機能障害に使用される簡易な神経心理学的検査の青年標準値- Mini-Mental State Examination, Trail Making
Test, Wisconsin Card Sorting Test パソコン版, 三宅式記銘力検査-
2)著者
岡﨑哲也, 佐伯
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Jpn J Rehabil Med 2013 ; 50 : 962-970.
4)概要
簡易な神経心理学的検査は外傷性脳損傷者の評価に頻用されるが、青年期基準値が設定されていない。そこで、15~30歳の
健常青年124名に、TMT検査を他の神経心理学的検査と同時に実施した。なお、本邦の諸研究で使用している図版は一様でな
いが、今回使用した図版はRreitanらの図版に準じてアルファベットをかな文字に置き換えたものである。その結果全対象
での中央値は、TMT PartAが23.8秒、PartBは49.0秒であった。今回示した標準値は青年期高次脳機能障害者の臨床評価や
障害認定の基準となる。
1)名称
軽症脳梗塞患者におけるTrail Making Test日本版(TMT-J)スコアの経時的変化
2)著者
吉岡実穂, 小林 禅, 加藤かおり, 井上桂輔, 箱守正樹, 豊田和典, 沼沢祥行, 松田隼弥, 片山優希, 石原正一郎, 冨滿弘
之, 新谷周三
3)雑誌名、年、月、号、ページ
日本農村医学会雑誌(0468-2513)69巻4号 Page351-357(2020.11)
4)概要
Trail Making Test(TMT)は注意機能の評価スケールとして広く用いられている。TMTの完遂時間(TMTスコア)は脳疾患に
よる注意障害により延長する。TMTスコアは軽症脳梗塞患者の一部においても高値を示す。これまで,本邦において標準化
された検査用紙,検査方法は確立されていなかったが,2019年にTMT日本版(TMT-J)が発表された。本研究は,軽症脳梗塞
の早期におけるTMT-Jスコアの異常および経時的変化を明らかにすることを目的とした。我々は,当院に入院した脳梗塞の
患者のTMT-Jスコアを後方視的に調査し,TMT-Jの初回評価を脳梗塞発症8~14日後,再評価を発症29-35日後に実施できた患
者について検討した。初回評価時,TMT-J Part Aは21例中1例が完遂不能であった。TMT-J Part Aの平均値は67秒で,45%
の患者で異常高値を示した。TMT-J Part Bは20例中2例が完遂不能であった。TMT-J Part Bの平均値は135秒で,61%の患者
で異常高値を示した。再評価時,Part Aは76%,Part Bは73%の患者で改善していた。本研究により,軽症脳梗塞発症8~
14日後のTMT-Jスコアの異常は,多くの患者で経時的に改善することが示された。
1)名称
Neuropsychological assessment, 4th ed
2)著者
Lezak MD, Howieson DB, Loring DW
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Neuropsychological assessment, 4th ed. New York: Oxford University Press, 2004, pp 371-384
4)概要
Trail Making Test(TMT)はArmy Individual Test Battery(1944)の一部として作成され、視覚性探索・追跡、配分性注
意、認知的柔軟性の簡便な検査法として、広く用いられてきた。課題としては、Part Aでは数字を順番に線で結び、Part B
では数字と文字(アルファベット)を交互に線で結び、所要時間と誤反応を記録する。Part Aは主に速度の側面を、Part B
はそれに加えて認知的柔軟性の側面も評価することになる。
⑯参考文献1
⑯参考文献2
⑯参考文献3
⑯参考文献4
覚, 蜂須賀研二
⑯参考文献5
※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。
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