よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

216201

内視鏡的経口カプセル内視鏡留置術

日本カプセル内視鏡学会
・ ポリペクトミースネア

【技術の概要】

原理:スネアループをカプセル内視鏡の中央にかけ把持する。
販売業者:ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社
製造業者:米国ボストン・サイエンティフィック コーポレーション
定価:50,000円/箱(10本入)

カプセル内視鏡が嚥下できない場合、上部消化管内視鏡を用いて、器具に装
着したカプセル内視鏡を経口的に幽門より肛門側に挿入して投置し、小腸カ
プセル内視鏡検査を続行するものである。また、カプセル内視鏡が食道や胃
に長時間停滞した場合、幽門より肛門側に挿入して投置し、小腸用・大腸用カ
プセル内視鏡検査を続行するものである。

・ 回収ネット

【対象疾患】
小腸用・大腸用カプセル内視鏡の対象疾患と同じ。現在は15歳未満の患者に
対して内視鏡的挿入補助具を用いてカプセル内視鏡を行った場合に260点
の加算が認められている。ただし、15歳以上においても嚥下困難や食道・胃
に長時間停滞することでカプセル内視鏡が遂行できない頻度が約2%ある
と報告されているため、年齢制限の撤廃が必要である。

● アドバンス カプセル内視鏡挿入補助具
原理:スライダーを先端側に動かすとケーブルがシース外に突き出し、カップ内の
カプセル内視鏡を押し出す
医療機器届出番号:27B1X00040000197
製造販売業者:株式会社ジェイエスエス
販売業者:富士フイルムメディカル株式会社
外国製造業者:U.S. Endoscopy Group Inc. (米国)
定価:45,000円/箱(3本入)

● その他の処置具
・ 挿入困難例

→オーバーチューブ挿入後にポリペクトミースネアまたは
回収ネットを使用
・ 食道・胃停滞例→ポリペクトミースネアまたは回収ネットを使用
228

原理:ネットを開き、カプセル内視鏡をネット内に捕捉後、ハンドルを
引き把持する。
販売業者:オリンパスメディカル株式会社
外国製造業者:U.S. Endoscopy Group Inc. (米国)
定価:45,000円/箱(3本入)

・ オーバーチューブ
原理:内視鏡通過の際の咽頭や食道の管腔確保及び保護。
販売業者:住友ベークライト株式会社
製造業者:秋田住友ベーク株式会社
定価:15,000円/セット(1本入)

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
• 自力で嚥下困難、または食道・胃からの排出が困難な患者に対
してもカプセル内視鏡検査を行うことができる。
• カプセル内視鏡を嚥下できない場合はアドバンス単独または
オーバーチューブ+スネアまたはネットを用いる。嚥下できても
食道・胃からの排出が困難な場合はスネアまたはネットを用いる。
• 小腸カプセル内視鏡はバルーン小腸内視鏡より侵襲性が低く、
全容を捉えるのにより効果があり、不要な検査を回避可能。
• 大腸カプセル内視鏡は通常内視鏡の挿入不可能例、器質的疾患、
身体的負担のある場合に有効。
• 上記処置具の使用には15,000円以上の費用が生じるため、
1,500点への増点が必要




D310 小腸内視鏡検査 3 カプセル型内視鏡によるもの
1,700点 (内視鏡的留置術加算260点)
D313 大腸内視鏡検査 2 カプセル型内視鏡によるもの
1,550点 (内視鏡的留置術加算260点)
特定保険医療材料
なし