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提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (178 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

4,000人

見直し後の症例数(人)

4,200人

見直し前の回数(回)

6,000回

見直し後の回数(回)

6,300回

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

社会医療診療行為別統計(令和3年)によると、吸着式血液浄化法は約500回/月程度実施されており、現在の適応である敗血症に対しての年間対
象者数は、平均施行回数は1.5回/患者との実績から、見直し前の症例数及び患者数は4,000人程度(500回/月×12カ月÷1.5)、6,000回程度(500
回/月×12カ月)と算出した。
一方、特発性肺線維症の患者数は約1万数千人とされ、うち、急性増悪が起こる頻度は年間5~15%程度である(「特発性間質性肺炎診断と治療の
手引き 改訂第4版」)ことから、IPF急性増悪の患者数は年間1,000人程度と推定される。PMX療法の対象となるのは、その中でも重症の場合と想
定され、さらにPMX療法の実施は、血液浄化装置を有し、かつ適切に施行できる技術を持った医師および臨床工学技士が在籍する医療機関に限定
されることから、対象となるIPF急性増悪患者数は200人程度と想定される。従い、特発性肺線維症の急性増悪への適応追加に伴い、見直し後の症
例数は約4,200人、回数は約6,300回と見込まれる。

エンドトキシン選択除去用吸着式血液浄化法は長年にわたり施行されている。社会医療診療行為別統計(令和3年)によると、吸着式血液浄化法
は約500回/月程度実施されており、技術自体に対する成熟度は高い。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 呼吸器内科を標榜しており血液浄化装置および技術を有する施設
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門 呼吸器内科専門医(もしくは救急専門医、集中治療専門医、腎臓内科専門医)および血液浄化療法に精通した臨床工学技士
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 特になし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

エンドトキシン選択除去用吸着式血液浄化法は長年にわたり実績があるが、これまでに報告された健康被害、副作用は、アナフィラキシー様反応
やアレルギー、ショック、血圧低下、血小板減少などであり、その頻度は非常に低い。IPFの急性増悪を対象とする場合においても、同様に副作
用等のリスクは低いと考えられる。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

­
­
­

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

特になし

区分をリストから選択

番号
技術名




具体的な内容


増(+)

プラスマイナス

⑩予想影響額

予想影響額(円)

6,000,000

その根拠

予想される当該技術による医療費の増分(「年間実施回数の変化等」より算出)
20,000 円×300 回=600万円

備考



⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬



⑫その他

先進医療B試験データにおけるPMXの有効性が認められるとしてトレミキシンは特発性肺線維症の急性増悪に対しオーファン指定を受けており、製
造販売企業が、医療機器等条件付き承認制度を活用した特発性肺線維症の急性増悪に対する適応拡大の薬事承認申請を完了した。製造販売企業に
よる医療機器に対する薬事承認並びに保険適用申請に加え、当該医療機器を使用した際の医療技術提供に関する対価については、学会からの提
案・要望等を踏まえ、厚生労働省が検討するものとなる。本提案書は医療技術提供に関する対価に関するものであり、トレミキシンが特発性肺線
維症の急性増悪への適用拡大が承認された後、当該医療技術を提供した際に診療報酬として算定できるよう提案するものである。

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本急性血液浄化学会、日本アフェレシス学会、厚生労働省難治性疾患克服研究事業「びまん性肺疾患に関する調査研究」

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