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提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (123 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

225203

赤血球・好中球表面抗原検査

日本血液学会

【医療技術の概要】

・0.01%程度の微少PNH型血球を正確
に検出するためには、解析細胞数を
10万個に増やし、3-5種類のモノク
ローナル抗体を組み合わせた感度の
高い検査法を行う必要がある。

・PNH型血球の検出は、骨髄不全患者の病態に免疫異常が関与してい
るかどうかを予測するうえで極めて有用である。

【対象疾患】

PNHが疑われる患者
・赤血球には抗CD55、抗CD59抗体等
を用い(図3)、また好中球には抗
CD11b、抗CD55、抗CD59抗体等を用
いて、約10万個の細胞を解析し、
PNH型血球を検出する(図4)。

【既存の検査法との比較】

・現在保険収載され
ている「フローサイ
トメトリー法による
PNH型血球の検出方
法(D016-6)」では、
PNH型血球の検出感
度は約1%程度である
(図1)。

【診療報酬上の取り扱い】
・日本臨床検査医学会と日本臨床衛生検査技師会の協力により
コスト分析調査を行ったところ、総費用の中央値は10,345円で
あった。
・多くの医療機関では、本検査を衛生検査所に委託することが
予想されるため、検体輸送のコストも加味し、診療報酬は1,200
点への増点が妥当と考える。

・この方法では、
PNH型血球陽性例の
約80%を占める微少
PNH型血球陽性患者
(0.003%以上)が見
逃されて「PNH型血
球陰性」と判定され
てしまう(図2)。

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