提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
217101
緑内障治療管理料
日本眼科学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
26眼科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
緑内障指導管理料
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
有
令和4年度
追加のエビデンスの有無
有
提案される医療技術の概要
(200字以内)
適切な治療継続を促すため、計画的かつ継続的な治療管理として、治療計画/指導内容の文書による策定・交付・記録、お
よび厳密な来院管理を行う。
➀治療計画の策定と文書による交付、②文書・動画等による病状・疾患・検査内容等の説明と交付、③継続的な眼圧(検査
値)記録管理および厳密な来院管理
文字数: 140
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
緑内障、高眼圧症
緑内障は中途失明原因第一位の重篤な疾患であるが、1年で約4割が治療脱落する事が大きな問題となっており(参考文献
3)、治療技術の進歩にも関わらず失明者数は減少していない。患者に治療継続を促すためには、厳密な治療管理・来院管
理が重要となるが、医療従事者の負担の点から十分な実施が難しい現状にある。直近のエビデンスとして、適切な治療管理
により治療継続率が飛躍的に向上し、治療アウトカムも向上したとの報告がある。また、治療継続は費用対効果に優れ、失
明者数は約1割減少し、全体の費用削減効果(社会福祉費・介護費用等)も示唆されている。必要な治療管理にかかる医療
従事者の負担を評価する為、保険収載が必要である。
文字数: 299
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
緑内障、高眼圧症と診断された、全ての患者が対象となる。
①治療計画(患者個別、少なくとも6ヶ月以上の治療計画)の策定と文書による交付、②文書および動画による、患者個別
の病状および疾患・検査内容等の説明と交付、③継続的な眼圧(検査値)記録管理と交付、および厳密な来院管理(受診有
無および受診予定(予約)を、全ての患者において個別に常時把握・管理し、来院がない場合には、医療従事者より随時リ
マインド通知を患者個別に実施する)
上記は緑内障診療ガイドラインに準拠し、日本緑内障学会の承認を得たものを用いて実施する。
①②については初回および治療計画の更新や病状変化に準じて実施し、③は受診毎に実施、患者毎の来院管理・リマインド
は常時実施する。患者への説明指導は医師が行うが、必要な文書の準備および交付、患者来院管理、リマインド通知等にお
いては、医師以外の医療従事者も役割を担う。なお、①~③の実施について、媒体(紙・デジタル)は問わないが、実施履
歴を記録・保管するものとする。
治療管理の頻度は病状によって変化するが、概ね3ヶ月に1回程度。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
その他(右欄に記載する。)
特になし
番号
特になし
医療技術名
特になし
既存の治療法・検査法等の内容
主に口頭により、説明と指導が実施されている。
患者への説明時間は他の眼疾患では平均10分程度であるのに対し、緑内障では平均15分かかっており、現状でも他の眼疾患
に比べて時間と労力がかけられている。(参考文献2)
患者個別の文書による説明・交付、および来院管理・リマインド通知は、医療従事者の負担が大きく、普及していない(す
べて実施している医療機関は、緑内障専門医所属施設においても、約1.4%)。(参考文献2)
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