提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (69 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
221104
肝腫瘍診断・治療のための画像ナビゲーションシステム
一般社団法人日本肝臓学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
04消化器内科
00なし
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する
令和2年度
ナビゲーションシステム(フュージョンイメージング)を用いたラジオ波治療
追加のエビデンスの有無
無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
肝腫瘍に対する肝生検、局所治療は主に腹部エコー下に施行される。一方でCT/MRIでは視認できるものの腹部エコーでは視
認し困難なことがしばしばある。磁気センサーで位置を合わせ、リアルタイムで超音波画像の断面位置に対応したCT/MRI画
像が同期表示されるものがナビゲーションシステム(フュージョンイメージング)である。この技術により通常超音波で同
定困難な肝悪性腫瘍を安全で確実に治療することができる
文字数: 197
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
肝腫瘍
現在、肝細胞癌に対するラジオ波焼灼療法(RFA)と同時に施行する画像ナビゲーションシステムの活用についてのみ加算が
認められている。近年、根治性の高さからRFAに代わりマイクロ波焼灼療法(MWA)の件数が増加している。RFA同様にMWAもナ
ビゲーションシステムの活用で正確かつ安全な治療が可能となる。RFAやMWAの治療支援以外にも腫瘍の位置確認に広く活用
される機会が増えており、経皮的肝腫瘍生検などの際にも活用されている。同手技はRFAに加えてMWAや肝腫瘍生検の技術料
として評価される必要がある。
文字数: 249
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
肝悪性腫瘍(肝細胞癌,転移性肝癌など)
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
肝細胞癌または転移性肝癌に対するMWAまたは肝腫瘍生検において約1/4(25%)の結節が通常超音波画像で視認性が不良と報
告されている.これについてフュージョンシステムにより超音波画像と同期したCT/MRIを描出し、参照しながら穿刺行為を
行う。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
K
番号
K697-3 (1-ロおよび2-ロ)、D412
医療技術名
K697-3:肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(1. 2cm以内のもの-ロその他のもの, 2.2cmを超えるもの-ロその他のもの)
D412:経皮的針生検
既存の治療法・検査法等の内容
K697-3:肝悪性腫瘍に対して経皮的に通常超音波画像でラジオ波焼灼を施行する
D412:肝悪性腫瘍を疑う病変に対して経皮的に通常超音波画像で生検する
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
D
研究結果
通常超音波画像で視認性が不良な肝癌において, ナビゲーション(フュージョンイメージング)を用いることによりRFA・
組織採取の成功率が上昇し、RFAでは局所再発が減少し生検では診断能が向上する。
参考文献①-⑤
3
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
271
Bモードで描出が困難な肝細胞癌に対する治療ガイドとして有用
である