提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (65 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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年間対象患者数(人)
260
国内年間実施回数(回)
260
※患者数及び実施回数の推定根拠等
本邦からの報告では人口10万にあたりAIH発症率は2.23(Hepatol Res 2016)で年間280人のAIH発症が推定される。また、イ
ギリスやフランスの研究では、入院を要する薬物性肝障害(DILI)の発生頻度は人口10万にあたり2.4~13.9人で、本邦で
もほぼ同等と考えられている(日本病院薬剤師会雑誌 2020)。DILIの診断においてAIHの除外は不可欠で、DILIのうち特
にAIHとの鑑別が問題となる肝細胞障害型は64%である。本邦の入院が必要なDILIの発症頻度を人口10万人あたり3人とした
場合、AIHと鑑別が必要なDILIは年間240例と計算される。直近のAIH全国調査で抗核抗体が陰性か低力価、または血清IgGが
正常範囲のAIHはおよそ5割であり、AIHの診断およびDILIにおけるAIHの鑑別目的で260例(260回)の検査が推定される。
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
厚生労働省難治性肝疾患政策研究事業「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班が作成し、日本肝臓学会でも承認され
ている自己免疫性肝炎(AIH)診療ガイドライン(2019)の診断項目である。抗核抗体と同じく間接蛍光抗体法であり、難易
度は高くない。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
特に要しない
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
抗核抗体の測定に習熟した臨床検査技師が望ましい。
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
特になし
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
特になし
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
特になし
D
妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
点数(1点10円)
181
その根拠
同じく自己免疫性肝疾患である原発性胆汁性胆管炎の診断に用いられる抗ミトコンドリア抗体の点数が186点であり、これ
と同等と考える。
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
区分をリストから選択
番号
なし
技術名
なし
具体的な内容
該当なし
特になし
増(+)
プラスマイナス
予想影響額
予想影響額(円)
483,600円
その根拠
抗平滑筋抗体測定にかかる費用
備考
ただし、急性肝不全を発症する自己免疫性肝炎の早期診断が可能となることにより急性肝不全症例の減少が期待され、これ
にともなう人工肝補助や肝移植に伴う医療費の減額も期待される。
1,860×260=483,600円
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
抗原スライド、蛍光色素標識抗体
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
2)調べたが収載を確認できない
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
特に無し
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
特になし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
特に無し
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