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提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (148 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

229101

トレイルメイキングテスト(TMT-J)

日本高次脳機能障害学会

【技術の概要】
Trail Making Test(TMT)は1944年の基本形作製
以来,国内外で広く用いられてきた視覚性の注意、
処理速度等の神経心理学的検査法である。
Part A:検査用紙の数字を1から順に25まで鉛筆を
紙面から離さずにできるだけ早く結ぶ.
Part B:1から始めて数字と平仮名を交互に「1-あ
-2-い-3-う…」の順番で「13」まで鉛筆を紙
面から離さずに早く結ぶ.
所要時間と誤反応を記録する.

【既存の検査法との比較】
・ MMSEやHDS-R等の認知機能のスクリーニング
テストは,主に言語性認知機能の概要を測定するが,
TMT-Jはこれらでは測定できない運転時等で必要な
視覚性の注意、処理速度等を評価できる.
・従来のTMTは検査用紙が統一されておらず,年齢
に応じた判定基準も定まっていなかった.
・TMT-Jは,約140名の健常者を対象として、20代
から80代を対象として,10歳刻みで標準化を行い,
判定基準が明確化されている.

Part A

22

23

13

7

2







24

12

6

3

10

17

1

60

はじめ

5


5
16

20

4

2

14

10



9

7
6

4

0
20代




18

25



30代

40代

50代



19
20

80

40

1

はじめ

8



15

3

9

所要時間(秒)

100



12

21

120

Part A
Part B



8

終わり

13

11

140

Part B

11



終わり

【対象疾患】
脳血管障害等、外傷性脳損傷による高次脳機能障害,
軽度認知障害等の者(約427万人).
350



60代

70代

80代

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
脳血管障害や外傷性脳損傷後の自動車運転再開・復
職に向けての医学的評価に特に有効である.
・D285-1 認知機能検査その他の心理検査 80点
(既収載のMMSE,HDS-Rと比較して,同程度の
手続と所要時間のため)