提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (58 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
221101
肝臓リハビリテーション(運動療法)肝疾患運動管理加算
日本肝臓学会
【技術の概要】
• 肝硬変および肝癌患者のサルコペニアを評価し、日本肝臓
学会が示す「肝臓リハビリテーション指針」(2023年4月
公開)に従って運動療法(肝臓リハ)を処方する。
• 多職種(医師、理学療法士等)が連携して、医療施設におけ
る肝臓リハの導入と在宅での運動指導を行う。
• 肝臓リハを実践することで肝硬変症患者および肝癌患者
の肝機能を改善しADL・QOLの向上や長期予後の改善、
医療費の削減を図る。
• 指示書の具体例は日本リハビリテーション医学会と作成
【既存の治療法との比較】
• 現在、肝疾患に特化したリハビリテーションは行われてい
ない(既存の医療技術はない)。
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
• 運動療法を実践することでサルコペニアが改善し、生存率
の低下に関連する運動能力とピーク酸素消費量が改善・維
持されること、また精神面やQOLが改善することが報告
されている。
260
• 肝臓リハ(1単位180点)を施行
• 退院後の在宅リハビリ・運動も指導
リハ継続
•
処方 ・
導入
•
日本肝臓学会が提唱する「サルコペニア判定基準」を用いて
サルコペニアを評価
日本サルコペニア・フレイル学会の「サルコペニア診療ガイド
ライン2017(改訂版2020)」も参考にする
日本肝臓学会が示す2023年4月公開「肝臓リハビリテー
ション指針」に従って運動療法(肝臓リハ)を処方
退院
肝臓リハ
入院
慢性肝炎・
肝硬変・肝癌
•
・
医療費の削減
・ ADL
・ QOL
・予後の改善
・
肝硬変の進展・合併症予防
【肝臓リハビリによる医療費の削減額】
【対象疾患】
〜サルコペニア合併肝硬変の場合〜
年間患者1人あたり
4.1万円
• サルコペニアを合併した肝硬変(Child-Pugh AおよびB、
・肝臓リハビリ10回の診療報酬
Cの一部も含む)および肝癌。
180点x10回=1,800点/1.8万円
1.0万円
• ウイルス性、アルコール性など肝疾患の成因は問わない。
・運動療法によって削減できる医療費
5.9万円
• 対象患者数は4.2万人/年(参考:肝疾患の死亡者数 1.8
2.8万円
1.8万円
効果が10%と仮定:2.8万円
万人/年、肝癌の死亡者数 2.4万人/年:厚生労働省の令和 効果が20%と仮定:5.9万円
肝臓リハの
10%
20%
3年人口動態統計月報年計より)。
運動療法の効果
差額分の医療費が削減できる! 診療報酬