提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (60 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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非アルコール性と鑑別が困難な患者、ɤ-GTPが陰性の患者(推定13万人)、断酒や減酒など治療介入中の患者を中心とした
アルコール性肝障害が疑われる200万人が対象となるが、疾患の特性から医療機関で診療を受ける患者の実数は少なく、ア
ルコ-ル性肝疾患患者数を加味して5万人と推定される。
国内年間実施回数(回)
5万人x年2回(1回または3回)=10万回
⑥普及性
※患者数及び実施回数の推定根拠等
1日アルコール60gを超えて摂取する人(国民健康・栄養調査)、アルコール健康障害に係る資料(厚生労働省)、社会医
療診療行為別統計から推定
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
アルコール性肝障害診断基準(アルコール医学生物学研究会)において、「過剰飲酒の把握は問診によるが、飲酒のバイオ
マーカーとして糖鎖欠損トランスフェリン/トランスフェリン比(%CDT)が陽性であれば診断はより確実になる。」と記載
されており、診断補助マーカーとして%CDTは重要視されている(参考文献3)。また、測定キットを用いて実施されること
から、測定の難易度は高くない。
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
特に要しないが、精度管理された測定施設が望ましい。
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
特になし
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
特になし
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
特になし
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
D
妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
点数(1点10円)
194
その根拠
Mac2結合蛋白糖鎖修飾異性体、マロンジアルデヒド修飾LDL(MDA-LDL)、オートタキシンの実施料・判断量が194点であり、
これらと同等と考えた。なお、同時にトランスフェリン(別途60点)を測定し、%CDTを算出する。
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
区分をリストから選択
番号
-
技術名
-
具体的な内容
該当なし
減(-)
プラスマイナス
予想影響額(円)
予想影響額
その根拠
備考
特になし
806,800,000円~23,096,800,000円
【検査費用:8万回x(1940+600)円】と【検査による削減費用推定額:1,010,000,000円~23,300,000,000円】の相殺
検査の費用を計上した。しかし、「アルコール疫学」によると関連疾患による医療費1兆101億円であるが、アルコール性肝
障害を早期発見し、重篤になる前に治療することで削減可能な医療費となりうる。また、労働の損失や自動車事故などの社
会的損失の観点からもその低減が期待できる。(添付2/5参照)
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
試薬キット・N-ラテックスCDTおよび血漿蛋白検査システム
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
1)収載されている
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
英国NHS、ドイツ等複数の医療先進国において収載されている(参考文献4および5)。ドイツにおいては、「CDTは職場
健診や運転の許可などにおいて、肝臓疾患を鑑別するために有用である。これらは医学の論理的根拠により20.9~38.20€が
健康保険などの機関から支払われる。」と記載されている。
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
-
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
特に無し
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