提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (38 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
整理番号
※事務処理用
219101
提案される医療技術名
ハートチーム加算
申請団体名
日本冠疾患学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
03循環器内科
15心臓血管外科
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
─
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
無
リストから選択
追加のエビデンスの有無
有無をリストから選択
提案される医療技術の概要
(200字以内)
循環器内科医、心血管インターベンション治療医、心臓血管外科医を含む多職種ハートチームによって循環器疾患の治療方
針を検討する。基準を満たすハートチームが設置されていて定期的に検討会が開催されている施設において、ハートチーム
による検討結果に基づいて実施された冠動脈形成術あるいは冠動脈バイパス術に対してハートチーム加算を算定する。
文字数: 163
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
虚血性心疾患
内科的治療と外科的治療のいずれを選択するかを検討すべき状況において、いずれか一方の医師のみで判断することの問題
は以前より指摘されており、ハートチームによる意思決定が重要であることはガイドラインにおいてもクラス1で推奨され
ている。しかし、現実には、複数の医療関係者が実際に集まって検討するハートチームの開催は限定的にしか行われていな
い。そこで、施設基準を定め、ハートチーム加算を新設することによって、ハートチームによる意思決定を推進し、患者の
ためにより適切な治療法を選択して予後改善に寄与できるものと考えられる。
文字数: 255
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
内科的治療(冠動脈形成術)・外科的治療(冠動脈バイパス術)両方の選択肢がある虚血性心疾患。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
循環器内科医、心血管インターベンション治療医、心臓血管外科医、看護師、麻酔科医、緩和ケア医、理学療法士、医療
ソーシャルワーカーなどによるハートチームによって治療方針を検討する。
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
区分
K
番号
546、547、548、549、552、552-2
医療技術名
経皮的冠動脈形成術、経皮的冠動脈粥腫切除術、経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの)、経皮的冠動脈ステント
留置術、冠動脈、大動脈バイパス移植術、冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)
既存の治療法・検査法等の内容
循環器内科あるいは心臓血管外科、いずれかの診療科単独の医師だけの検討によって治療方針が決められていることが多
い。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
研究結果
内科的治療と外科的治療を公平に比較検討することが可能となり、社会的要因を含めた患者背景を十分に考慮した上での最
適な治療法を検討することが可能となる。
Feit F, Brooks MM, Sopko G, et al. Long-term clinical outcome in the Bypass Angioplasty Revascularization
Investigation Registry: comparison with the randomized trial. BARI Investigators. Circulation. 2000 Jun
20;101(24):2795-802.「ランダム化比較試験でCABGかPCIに無作為に割り付けられた患者群よりも、実臨床の場でCABGかPCI
を実施された患者群のほうが長期予後が良い」
3
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
240
日本循環器学会安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン:ハート
チームによる治療方針決定をクラス1で推奨