提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (134 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
228102
随時尿ナトリウム、クレアチニン測定に基づく推定1日食塩摂取量を指標とした減塩指導
特定非営利活動法人
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
日本高血圧学会
03循環器内科
05腎臓内科
関連する診療科(2つまで)
01内科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
随時尿Na/Crに基づく食塩摂取量指導
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
有
令和4年度
追加のエビデンスの有無
無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
随時尿を用いたナトリウムやクレアチニンは、安価で簡便に測定でき、これに基づいて食塩摂取量の指標となる24時間尿ナ
トリウム排泄量を推算できる。高血圧症の診断を受け治療開始を予定する患者に、推定1日食塩摂取量を基に医療チームが
減塩指導を行うことで、薬物療法を要する患者数の減少、および薬物治療を要する場合でも必要な降圧薬剤数の減少を図
る。
文字数: 167
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
高血圧を新しく診断され、治療開始(生活習慣の修正、非薬物療法、薬物療法)を要する患者
高血圧治療ガイドライン2019によれば、日本の高血圧者約4300万人のうち1850万人が未治療者であり、その中から心筋梗塞
や脳卒中などの重篤な脳心血管疾患が発症し、医療費に多大な負担をかけている。高血圧者に適切な治療を行うことは、国
民個人の幸福に直結するだけでなく医療費全体の削減に大きく貢献する。本申請が保険収載されることによって、全国各地
域でのチーム医療による減塩指導が活発化し、食塩感受性高血圧が多いわが国の高血圧者の血圧コントロールを良好にする
こと、降圧薬を要する場合もその剤数を減らすことが実現できると考えられる。
文字数: 262
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
成人(20歳以上)の高血圧患者で、適切な治療(生活習慣の修正、非薬物療法、薬物療法)を受けていない者
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
治療開始後の1年間に、数か月おきに合計3回にわたって随時尿ナトリウム・クレアチニンを測定して24時間尿ナトリウム
排泄量を推算することによって1日食塩摂取量を推定し、医師・看護師・栄養士のいずれか2名が協働して減塩指導を実施す
る。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
B
番号
なし
医療技術名
なし
既存の治療法・検査法等の内容
なし
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
研究結果
高血圧診療ガイドライン2019(日本)、米国ACC/AHA2017高血圧治療ガイドライン、欧州ESC/ESH2018高血圧診療ガイドライン
1a
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
現在高血圧症患者への適切な保健指導が保険診療として行われておらず、本技術は国民の福利厚生に有効である
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
年間対象患者数(人)
約100万人
国内年間実施回数(回)
約300万回
※患者数及び実施回数の推定根拠等
国内外のガイドラインで、減塩による血圧降下、降圧による脳卒
中・心血管イベントの減少が明記されている
1年間に高血圧症を新規に診断される患者の概数を100万人と見積もり、1人当たり3回の指導を行う場合
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