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提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (79 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

223202

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

がん患者指導管理料イの算定回数制限撤廃
日本緩和医療学会
01内科



13外科



38その他(診療科名を右の空欄に記載する。)

がん診療を行うすべての診療科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

関連する診療科(2つまで)

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和2年度

がん患者指導管理料イ



追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

B001_23
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し





保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載



平成4年改訂でがん患者指導管理料の対象に末期悪性腫瘍患者が加わりアドバンスケアプランニングが要件化された。アドバンスケアプランニン
グは時とともに意向が変わる患者の意思決定を支援し、繰り返し話し合うことであり、回数に上限を設けて行うものではない。患者の価値観に
沿った治療選択、アドバンスケアプランニング実施のため回数上限の緩和を要望。

文字数: 166

再評価が必要な理由

国際的な潮流としてアドバンスケアプランニング(ACP)が推進されており、国内でもがん診療連携拠点病院の要件として実施できる体制が求め
られている。ACPにより患者の意向が尊重されたケアが実践され、患者と家族の満足度が向上、遺族の不安抑うつが減少することが実証されてい
るが、時とともに意向がかわるため定期的な話し合いと見直しが必要であることが明らかになっている。がん患者指導管理料イの実施回数が1回
に制限されていることは妥当ではなく実施回数上限の撤廃、緩和が必要である。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

厚生労働省の人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスにおけるガイドラインに、本人との話し合いが繰り返し行われることが重要であ
るとされている1)。患者の意向は変わるため見直しが必要であることが示されており2)、アドバンスケアプランニングにより終末期ケアと患
者・家族の満足度を向上させ、遺された親族のストレス、不安、うつ病を軽減することが実証されている3)。緩和ケア医と看護師による最低6
回の診察により、QOLと抑うつの改善が見られた4)。これらの結果に基づき、がん患者指導管理料イの上限を1回から6回に改訂する。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

・対象とする患者:別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、がんと診断
された患者であって継続して治療を行うもの、または入院中の患者以外の末期の悪性腫瘍の患者。
・医療技術の内容:イ)当該患者の同意を得て、当該保険医 療機関の保険医が看護師と共同して、診療方針等について十分に話し合い、その内
容を文書等により提供
・点数や算定の留意事項:イ500点、患者1人につき1回に限り算定


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

B001_23

医療技術名

がん患者指導管理料イ
終末期ケアに対する患者の意向は変わるため見直しが必要であることが示されており2)、アドバンスケアプランニングにより終末期ケアと患
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 者・家族の満足度を向上させ、遺された親族のストレス、不安、うつ病を軽減することが実証されている3)。緩和ケア医と看護師による最低6
後等のアウトカム
回の診察により、QOLと抑うつの改善が見られた4)。2022年発行のJPOS-JASCCコミュニケーションガイドライン2022(5)でも推奨されている。

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
JPOS-JASCCコミュニケーションガイドライン2022(文献5)
る。)

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