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提案書02(0203頁~0398頁)医療技術評価・再評価提案書 (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

219101

ハートチーム加算

日本冠疾患学会

【技術の概要】

【既存の治療法との比較】

・K546、547、548、549、552、552-2【経皮的冠動脈形成術、経皮的
冠動脈粥腫切除術、経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるも
の)、経皮的冠動脈ステント留置術、冠動脈、大動脈バイパス移植
術、冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)】
の算定に際して、基準を満たすハートチームが設置されていて定期
的に検討会が開催されている施設において、ハートチームによる検
討結果に基づいて実施された場合にハートチーム加算を算定する。

・内科的治療と外科的治療のいずれを選択するかを検討すべき状
況において、いずれか一方の医師のみで判断することの問題は以
前より指摘されており、ハートチームによる意思決定が重要である
ことはガイドラインにおいてもクラス1で推奨されている。
・ランダム化比較試験でCABGかPCIに無作為に割り付けられた患
者群よりも、実臨床の場でCABGかPCIを実施された患者群のほう
が長期予後が良いことが報告されている(Circulation. 2000;101:2795-802.)。
・マニュアルに沿った形でのハートチームの運用が一部の施設で始
まっており、今後、この形での運用を広く進めていくことは患者の予
後や社会生活の改善には必須であり、診療報酬上の評価も併せて
対応が求められている。

・施設の要件:標榜科:循環器内科、心臓血管外科。以下のメン
バーで構成される心血管疾患の治療方針を検討するためのハート
チームが設置されていて、定期的に検討会が開催されていること。
ただし、心臓血管外科の標榜がない施設等、院内でハートチームの
設置が困難な場合には、WEB会議や他院との合同会議によって要
件を満たせばよいこととする。

【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・注加算あるいはK900番台加算
・3,000点
(類似のチーム加算を参考として専門性を考慮した。また、K546の3
その他のものの中でハートチームでの十分な議論の元実施された
場合には、上位の2不安定狭心症に対するものと同等に評価するの
が妥当と考えられるため。)

・人的配置の要件:ハートチームは、循環器内科医(経験5年以上)、
心血管インターベンション治療医(経験5年以上)、心臓血管外科医
(経験5年以上)、看護師(循環器看護経験5年以上)、麻酔科医、
緩和ケア医、理学療法士、医療ソーシャルワーカー、事務員によっ
て構成される。検討会参加者は、循環器内科医、心血管インターベ
ンション治療医、心臓血管外科医、看護師を必須とし、他のメンバー
は検討する症例に応じて参加する。事務員が議事録を記録する。

【対象疾患】
・上記K加算の対象となる虚血性心疾患
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